こんなメンバーが登場する…クラッシック音楽コメディー漫画である
2007年にフジTVの月9枠に登場したので、知っている人も多いと思う
かくいう私も、漫画より先にドラマで知った
指揮者志望のオレ様・千秋真一を玉木宏
変態ピアニスト・のだめこと野田恵を上野樹里がやり…見事にハマった演技を披露
漫画のようなぶっ飛ばしシーンも違和感なく、大変面白いドラマであった
ドラマがこんなに面白いってことは…漫画だと相当、面白いんでないかい?
と思った私は、今回、ブログ漫画仲間の「夜さん」から21巻をお借りし
大変幸せなことに一気読みさせていただいた(ありがとう~)
(ただし…21巻はまだ途中である…まだ続いているんだな~この漫画)
オレ様千秋は、父上が有名なピアニスト様だし、お母様は超お金持ちみたいだから
音楽に関する土壌には恵まれていると思う
恵まれた素質と土壌を持ちながらも、尚且つ勤勉。だから向うところ敵はなし
でも、オレ様だし、飛行機に乗れないとか、水が恐いとか精神的なトラウマがあり
日本から脱出出来ない。世界に羽ばたく音楽家としては致命的欠陥を抱えている。
変態娘の野田恵は、家族もごくごく一般ピープルなのに…
なぜか超が付くほどのド・天才。聴いただけでその曲をピアノで弾けてしまう。
が…勝手なアレンジが多く、クラッシックを学ぶ者としてはやっぱり致命的
この二人が、同じ大学の先輩と後輩として出会い
はじめは、のだめの一方的な変態的恋が、お互いの音楽の成長とともに実を結ぶ
ってなお話である(簡単すぎるか?笑)
登場人物全員が「ボケ」の中で、一人「ツッコミ」の千秋。
のだめは、千秋のことを愛するあまりか趣味なのか
千秋のパンチラ姿を写真に撮ったり
千秋が吸ったタバコの吸殻を収集したり
千秋のパソコンでエロサイトを勝手にみたり
千秋の匂いが付いたワイシャツなんぞを手放さない
恋する女とは思えんようなゴミ溜めな部屋に住み
ピアノに集中すると何日も風呂に入らなかったりする
セッセと部屋を掃除したり、風呂に入れたりしてしまうオレ様千秋の行動が
躾の悪い、マングースを飼育しているように見えてしまう
セレブ育ちの千秋としては、動物的本能のみで生きているのだめが珍しいのか、
ついつい美味い料理なんぞを作っては、餌付けをしてしまい
結局、切っても切れない「縁」みたいなモンが生まれてしまうのだ
どんな有名な催眠術師も治せなかった千秋の飛行機嫌いも
不思議なことに、のだめの素人催眠術だとコロっと治り、千秋はパリへ駒を進める
千秋の母の援助もあり、のだめも無事にパリの音楽学院へと駒を進める
変態だと解っているので、深く一歩を進めることに躊躇している千秋だが
のだめのピアノは大好きで、それが、歪んだ「愛」の形だとは気付いていない
一見、漫画好きのオタク変態に見えても、心は千秋への「愛」で一杯な、のだめ。
千秋の方が大人に見えるが、ホントに大人の愛を知っているのは彼女の方
音楽がなければ、千秋に見向きもされない存在だと知っている彼女は
千秋と共にリサイタルを開けるようなピアニストになるため
嫌いな譜面にも、音楽家たちの人生にも正面から向き合おうと努力する
さて…この漫画の結末は…いったいどうなるんだろう?
千秋よ、早く大人になれ。そして、のだめちゃんを包んであげてくれ
そんな応援がしたくなる、ホノボノとした変態漫画である
この漫画を読んでいる間、私はデジャブー状態に何度も陥った
夫を愛するあまり、夫のパンチラ姿を写真に納めたり…
夫の匂い付きタオルを嗅ぎまくったり…
夫の匂い付きベットで寝てしまったり…と…
のだめちゃんの行動の一つ、一つに思い当たるフシがある(笑)
ウチの夫も千秋様と一緒で「無臭人」なもんで…少々物足りない思いをしてるがの
(んっ?単に私は匂いフェチなのか?アハハハハハハ)
どちらかと言えば…頭脳明晰なオレ様夫に、漫画・グッズオタクの妻の図式は
千秋&のだめの世界と寸分たがわない。
よく…夫の匂いを嗅ぎ過ぎて恍惚状態の時に、デコピンくらうしの~
どうか、千秋&のだめが結ばれて幸せになりますように
そして、我等夫婦のように、変態の道を突き進み、楽しい家庭を築いて欲しい
しみじみと、そう思った。
この続きは…マンガ喫茶にデビューして読むぞ~~~!
(マンガ喫茶。。。近所にあるのに、なかなか行けない~笑)
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)