私にしては…大変珍しく…
「ド・ストライクな少女漫画」の紹介である(笑)
むかし、むかし…1970年代の終わりころから、80年代にかけ
少女漫画は黄金期を迎えておった
その頃、現れた大御所たちに混じって、彼女は作品を発表していたのだが
記憶をたどれば…彼女は初期のころは、
私には近寄りがたいほどの「恋愛漫画」を描いていたと思う(笑)
その彼女が、90年代に入り
このようなSFファンタジーの世界を描いていたとは知らんかった
本人が病気をしたらしく、完結までに12年の歳月がかかってしまったそうだが
一気に読んでも12年の歳月を感じさせない勢いがあった
それに、可愛らしい絵柄とは対象的に
作者自身が病気で苦しんだ時代を乗り越えた強さを持った人なので
数々のセリフの中に、愛と勇気と力が秘められており
とても素晴らしい作品に仕上がっていた
「ひかわきょうこ:インタビュー」
女子高校生の「ノリコ」は、何時も自分を待っている「別の世界」があるような
そんな気がしてならなかった。
そんな気持ちを誰かに言っても、夢見がちな少女にありがちな「妄想癖」と
片付けられるのがオチであった
どころが…その妄想が、現実となって目の前に現れたのである
ある日の学校帰りに、ノリコは友人数人とともに爆弾事件に巻き込まれてしまう
ところが友人達は全員助かったのだが…
ノリコ一人が忽然と姿を消してしまったのである
女子高生として生活していたこの世界で、ノリコは行方不明者となってしまった
その頃ノリコは爆弾の衝撃で、日頃感じていた別の世界へと飛ばされていた
普通、物語で異世界へ飛ばされた話を書く場合
ま、作者の便宜上、言葉は何故か通じるように設定されている作品が多い
が、この作品。
あろうことか「言葉は通じない」という、ごくマトモな設定を行使している
よって異世界へ飛ばされてから「渡り戦士のイザーク」と出会い
数々の人々と会うごとに言葉・風習などを覚えながらの旅が続く
絵柄の可愛らしさから…
つい、クヨクヨとスグに泣く「女子(オナゴ)」を想像してしまうが
このノリコ君。体力はないのだが心は強い
この異世界には、古くからの言い伝えがあった
闇の権化「天上鬼」と、それを目覚めさせる「目覚め」がこの世に現れた時
世界は闇に包まれ、崩壊するであろう…っと。
外の世界から来た「ノリコ」が「目覚め」
この異世界で初めてノリコと出会った「イザーク」が「天上鬼」
果たして、本当に二人は出会ってはいけなかったのか?
闇とは外から襲ってくるものなのか?
本当の闇とは人の内側に芽生えるものではないのか?
古くからの言い伝えに縛られない人々の心が一致団結したとき
「目覚め」は目覚め、何かが生まれる
エエ~お話でやんした。うん。久々感動した(笑)
いつも、何かの役に立ちたくって生きているんだよ
今、自分たちが生きているこの世界のために
この世界に生きる色んなものに対して、自分を生かして何かの役に立ちたい
そして役立てるとわかったら…不思議だね。
生きる力が湧いて出てくるんだよ
ありがとうって受け入れることも、それもまた力になれることなんだよ
このセリフ。病気療養中に作者が感じた言葉なんだと思う。
だから、漫画の枠を超えて心に深く突き刺さった
病気療養中は、誰かの手を借りなければ生きられない
やりたい事も出来ないもどかしさ…
でも、こうして病気と闘っている自分の姿を通して
誰かが勇気をもらっているかもしれない
そう感じたら…「よし、ガンバロウ!」と生きる力が湧いてくる
沢山の人が助けてくれて、手伝ってくれている
申し訳ないっという気持ちを「ありがとう」という言葉で返したとき
「よし、元気になろう!」と力が湧いてくる
そんな心を主人公の「ノリコ」の行動一つ一つに感じる
本当に素敵な作品でした
この漫画も、ブログ友の「くまちゃん」にお借りしたのだ
ところで、くまちゃん。元気かの~~~(笑)
素敵な漫画を「ありがとう」
最近はチョコチョコ見る程度でやんす。
でも、この名前は知ってるよ~
若い頃。よくこの人の漫画読んだなぁ。
それにしてもひとつの漫画を描くのにも、時代背景から何やかや、いっぱい勉強されて書いてるんだよね。
みんな尊敬だす!
・・・なんて、すっかり満天様の感動の語りをぶっこわしてしまいましたが、私はひかわさんの描かれる「女の子」が、ごく普通の子であり、頑張り屋さんなのが一番作品の魅力なんだと思ってます。本来の(苦笑)LaLa読者層の子が、心に欲しい言葉が貰える作品なんじゃないでしょうか?
ひかわさんの新作「お伽模様」も連載を読んでいたんですが、どうも以前の作品の質に届かなかったように思えました。次回作に期待したいです。
アハハハハハハ
応援歌かい?(笑)
ま、なんにせよ…
動けるうちは動かんとな~~~
失ってみて、初めて解る健康のありがたみ
ってな(笑)
誰の役に立つのかは解らんのだが
ありがとうって言える人間では居たいの~
お互いにガンバロウな~~~
ブータンさんってね
若い頃、漫画を読んで絵を描いたりしなかった?
ブータンさんの作るお人形の顔が
あんまり可愛いから
きっと、子供のころから漫画を描いたりして
遊んでたんじゃないのかな~っと勝手にイメージしとった
ブータンさん。世代が一緒やの~(ハハハハ)
私も結婚して漫画から一時期離れたんだけど
ブログをやるようになって
漫画好きさんが仲間に入れてくれての
色んな漫画を貸してくれるだよ
お陰で、スッカリ漫画好きにもどっただ~(笑
線の細い二枚目で、10代の子は
あんまし好きではないのだが…
ところが…イザーク君。
エエよな~~~~~~~(ジュルジュル)
何がって…変身するところが…
(ガハハハハハハハ)
めちゃくちゃ照れ屋でクールじゃろう
それが獣に変身するのだもん
私の心をギューっと掴んだだ(笑)
んっ?これ…少女漫画だよな…
私が話すと少年漫画の話みたいだな(ハハハハ
普通の何処にでも居る少女だけど
どこにでも居る少女と違って心が強い。
10代の素直さと、母や父、家族の絆
そういう所からキチンと受け継いだモノが
ちゃんと根付いている
子供にキチンと大事な事を教えることの出来る
家族の中で育ったんだな~って感じますだ
この漫画はエールだよね
もちlala世代だけに読ませるのは勿体無い(笑
十二分にオバサン世代にもエールになるだ~
今回はさ~エライ懐かしい漫画に出合えて
幸せだっただ~~イザークにも会えたしな(笑
酒飲みながら読んだのか、年のせいか、
イザークがものすごくかっこよかったんと、
ノリコは非力なのに、精神的に強いというくらいしか
覚えていないんです(泣)
そうか~~、ひかわさんがご病気した後に書かれた作品だったのですね。
再読の価値ありますね~~そのうちにまた。。
頑張る女の子の漫画好きです。
そして、ひかわさんの絵ほんと綺麗です。
それにしても、満天さんにしては、かわいい漫画を読まれましたね~
なんか、以外な気がしました。
今回のも、随分ひきつけられました。
読んでみたい気持に(笑)
作者の青文字の所、私がいつも思って、それでも文章にはならなかったことでした。
其れを文章に出来ているので、感動しました。
素的な漫画の紹介を有難うございました。
こんな体の私でも役に立った時にはとても嬉しいです。力が湧いてくるのも分かります。
自然の笑顔が出ることも、思い出しました。
(^▽^)
満天さん、こんなアッシのこと気にかけてくださってありがとうございます。
ホントにかなり長い間ご無沙汰してて…
年末までは事情があって全くパソコンが使えなかったんですが、年明けからこっち3ヵ月は、ひたすらゲーム「どうぶつの森」にハマっちゃって…ひきこもりしちゃってました。
なので、くまは元気デス。
ご心配おかけしてすみませんでした!!
ところでこの「彼方から」ですが、楽しんでいただけたようでヨカッタです。
アッシも満天さんと一緒で、「ド・ストライクな少女漫画」はあまり読まないんですが、このマンガは、悪く言えばベタなのかもしれまえんが、当り前な大事なことを、易しく優しく伝えてくれている感じで、とても好きなマンガの一つなので、満天さんにも「エエ話や~」って仰っていただけて何だか嬉しいです。
「ありがとう」って言って下さって「ありがとう」デス。
(ちなみに、天は赤い河のほとり、大好きですが^^)
うんうん♪イザークの照れ屋さんなとこかわゆいです♪うんうん
と言っても、読んだのすんごい前なんですよね。また読みたくなっちゃった^^
漫画って、心に来るセリフってあるんですよね、ほんとズシンと来るって言うか・・・
そ~ゆう作品好きだなぁ(しみじみ)