昨夜 心配になって
おかーさんに電話した
またKの話になるが いちお 記録のため 書く
おかーさんが大変落胆しており
話が まとまらず よく判らなかったのだが
Kは 仕事をせずに
毎日 パチンコ
金に困ると パチンコ仲間から借りて
返せず おかーさんのところにくる
先日 女の人を連れて来て
「これからは 自分の人生好きなようにやる」と宣言
女の人は 離婚して 今はパチンコ暮らし
で
夜 別の女性が訪ねて来て
「Ｋにお金をかしているので 返してほしい」と云い
返さずに 帰ってもらったら その人も パチンコ仲間
全て弟君が調べて歩いて
仲間同志で貸し借りしては
仕事もせず
毎日パチンコ
折角 就職した寮つきの会社も
いつの間にか辞めていた
車のトラブルでもめたが要領を得ないので聞きに行くと
おまわりさんに
４０過ぎた男に 携帯まで買ってあげて
お金を払って おかーさんに もうそれはやめるように
云った方がいい
またお金の無心にきたら 警察を呼びなさい
絶対払ってはいけない
この男は もう おそらく 一生このままだと 云ったそうだ
それで 住民票も実家から抜くように云われたが
役場では 住所不定の人間を簡単に抜くことはできず
理由を話すと 無料相談があるから
まずはそこから話し合って 事を進めて行きましょうということに …
「子供だからかわいい そんなことはしたくないけど
このままじゃ 一生お金を払い続け 自分までダメになってしまう」
と おかーさんは泣き
「辛い 切ない」と訴えた
ショックを受けるだろうからショウちゃんには
全てがすんだら話そうと思ったと
「私はもう 何を聞いても何も感じないから
おかーさん一人で泣いてないで いつでも 話してよ」 と 云った
子供と絶縁する
それは 辛かろうね …
でも もう あれは 病気だよ
残りの人生 娘の為に 仕事に打ち込む
その言葉も 反故にされたか
そこは 残念に思った
哀しく思った
付き合う前 「私はギャンブルする人とは 付き合えない
亡くなった母の遺言だから」 と 彼に云った
「パチンコは しない」というのが 答えで
私たちは 付き合い始めた
彼の借金は２０００万近くあり
やくざから借りていた（当時 かわいがってもらっていた？ オヤジから）
その返済のため パチンコをし
結婚してからは 会社から借り
残業と嘘ついて パチンコに通い
よくある 金融会社５社から借り
仕事仲間から 借り
親戚から 借り
私の伯母と 父から借り（私は知らなかった 父の分は未返済）
私の友人から借りようとし
（離婚を恐れた私が かき集めるのに 利用してしまった
結果 賢い友人は貸してくれず 私との縁を切った
それが 正しい）
私自身の貯蓄は全てなくなり
私は鬱とアルコール依存でおかしくなり
彼はパチンコ仲間と夜遊びをはじめ
浮気をして
それを知って 発作的に 手首を切り
正気に戻って 離婚を申し出た
でも いつか彼が立ち直ってくれると信じて
離婚後の彼の金の無心に応じ続け
パート代も渡し
保険を解約し
離婚後やくざの事務所に入った彼が 今度はおやじに引退を機に
抜けたい 金が要る というので 払い
事故を起こせば 免許を渡して借金してるので
取り返すために払い
新しい車を両親が買い与え
「人生をやり直す」と 彼が宣言し
みんながそれを信じ
待って 待って 待って ７年が経って
状況が変わらないので
「もうやり直す気はない」と 私は 結論に至った
愛もなくなった 信用も ただ だまされるふりだけはして
「大手の会社に入ったから
来月からは 沢山生活費入れる」という言葉を 右から左にながしていたのだ
その矢先の 今回の 真実の発覚
ギャンブル依存 虚言癖
彼を愛し 突き放すことすらできないというなら
病院に連れて行った方がいい
でも 泣きながらも おかーさんは 突き放すつもりでいるらしい
これからは玄関で 金をせがんで暴れたら 警察を呼べばいいのだ
そらには 内緒で …
と おかーさんは 云った
そらはまだ 彼が好きだ
彼とまた 海釣りに行きたいと 云っていた
とても 云えたことじゃない
おかーさんが あまりに泣くので 私も弱気になり
「介護が辛くて 時々 親に手を上げたくなる …
昔の恨み言ばかり 出て来て 辛い
毎日 頭が痛くて 気が狂いそうになる」 と 少し泣いた
「でも 頑張って ショウちゃん やり終えたら
きっと やってよかったって思えるから
そしたら ショウちゃんも そらちゃんも
絶対幸せになれる 今は辛くても やり抜いて」
と 最後に おかーさんが 云った
試練の時が 来ている
いつか 全てを乗り越えて
また 何処かに 行こうよ
その時は きっと 笑っていましょう 私たち
そんな 気持ちになった。
