国連大学のセミナーで
コロンビアの副大統領が
講演をする、というので、
夫に便乗して聞きに行きました
夫は小・中学校時代の一時期を
ブラジルで過ごしていたこともあって、
南米関連にはぐいっと惹かれるのです
私は
コロンビアと言われても、
即座には場所が定かじゃない状態だったのですが、
地図を見ると、南米の北、パナマと接しているところです。
広大なジャングルともの凄く豊かな生態系を持っていて、
最近でも新種のカエルや鳥が発見されている、とのこと。
ところが、そのジャングルでコカの栽培が数年前から盛んになり、
あっという間にジャングルの崩壊が広がっていると
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ジャングルが切り開かれる、ということだけでなく、コカの栽培
に伴って莫大な量の枯草剤と殺虫剤が投入され、また、精製のために
薬剤と水が山ほど使われ、それらの排水は周りに廃棄されてしまい、
それに伴って、水にも汚染が広がり、環境破壊が広がってっていく…
もともと、コロンビアは中継地だったとのこと。
(確かに、地理的に便利な場所)
ところが、数年前から現地での生産が盛んになった。
現在、アフリカが中継地となっているので、
今後、アフリカに広がるのではないかと懸念している、とも。
イギリスに
blurというバンドがあって、
そのメンバーが200万ポンド(記憶がおぼろです)だったか
をコカに使ったというので、コロンビア政府が彼らを招待して、
それだけのコカを栽培するのに、どれほどのことが起こるかを見てもらった。
それをBBCが番組にした、とのこと。
その番組をロムに焼いて、啓発に使っているという話も。
そういえば、blurを聞いていた時期もあったなと思って、
今、探したら、手元にblurのアルバム、
The Great Escapeがありました。
このBBCの番組、見てみたいな…
知られること無く、絶滅している生物もいるだろう…。
地球のはるか向こう側で起きていることが、
自分に全然、関係ないと思ってたことごとが、
なにやらこんなに関係してくるとは。
副大統領自らが極東の地で、
これだけ熱心に語るということにも
すごい、インパクトを感じます。
この間の、もじ文字展でのカエルさんからの
手紙
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を思い出しました。(今年は国際カエル年)
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なにか、できることは…。
私が惹かれたのは、プレゼンテーションの前に
コロンビア・コーヒーがふるまわれる、ってところ
だけだったわけじゃないよね?
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とちょっと自分に念を押しました。