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嘘だろう? 診断名「高次脳機能障害」より本日変更なり

2010年03月11日 00時53分17秒 | エッセイ、随筆、小説





それは交通事故処理を行うための診断書作成用紙を出した瞬間だった。
私は「びまん性軸策損傷(高次脳機能障害)」との診断が下っていたにもかかわらず、
いきなり「脳脊髄液減少症(以下、髄液減少症)」へ病名が変更した。
しかも、後者である「髄液減少症」の診断が行えるような検査もなし、
以前撮影したXP・MRI画像での他覚症状がなしというのに・・・だ。

ちなみに「髄液減少症」の診断名では、自賠責請求は等級外になる。
つまり、後遺症とみなさないために、実質被害者は“泣き寝入り”がオチなのは悲しくも現実だ。

ありゃりゃ。
交通事故処理を有利に運ぶためには布施をしろ・・・かと思う。
いくら請求するつもりだろう?
この医者のことだから、100万を請求するだけの無神経さはあると思った。

がめつい奴。
お前は加害者と同等だと思う。
いいや、確信犯であるだけえげつない。
これが日本の医者のひとりかと思うと残念でならないし、
真面目に勤務する他医師たちに失礼だと心から思う。
いずれは捕まる運命だろうが、私には、いいや、私の知り合いには手出しをしないでおくれ。
さて、作戦を練らないと。

もう交通事故処理における医師への関与は懲り懲りだし、
そもそも私は期待などしていなかったのかもしれない。
あまりにも驚愕する出来事が日常に起こっていて、それが現実だと把握する以前に
心はバリアを張って、そうしたクズのような人種には真剣になるだけ馬鹿だとの警告を
いつしか自分へ向けていたようにも今は思う。

けど、ありか?
前回の診察時までは、ぬけぬけとこんなことを言っておきながら。
「頭頚部外傷は実際に証明できますから一緒に交通事故処理を乗り越えましょう」・・・だとさ。
へっだよ。
ここで一発、春日(オードリー)を呼びたい心境だよ。
(ちなみに春日は『へっ』ではなかったはず・・・苦笑)

私は診断名がいきなり変更した時点で、自分の耳を疑ったし、思わず鼻で笑ったよ。
診断書作成を依頼した矢先、あまりにも唐突というか、分かり易過ぎないか?
もっとひねってくれ。
どうせなら、もっと賢く、強かにやってくれる方がこっちの心の準備もできるというもんだ。
が、あまりにも ― さっきも言ったようにえげつないので、呆れてしまったのだ。

というか、もういい加減にしてくれとぶん殴りたい心境に駆られた。
自分の身勝手な理由で障害者を多数、生み出しておきながら
金にならないと思った途端、もしくはある程度の金を要求できると見込んだ瞬間に、
障害者が障害者ではなくなったり、障害名が根拠なく変更したり、
そのくせ、レセプトの点数だけはてんこもりにもられたりしたら、
誰だって堪忍袋の緒は切れるだろう。

私は心に誓った。
自分の事故処理が片付いた暁には、この医者の実情を広く流布していくだろうと。
それは交通事故被害に遭った方々を二次・三次被害に合わせないためだけに尽力したく。

人間が劣化しているんだとつくづく思う。
特に高学歴者の劣化が著しい。
私たちは障害者の烙印を押されてしまっているけれど、
私たちから見ると、健常者の中にこそ、
障害者と呼ぶに相応しい障害をあちこち複数抱えている人はたくさん存在するし、
そうなると、障害者の概念って実は曖昧だなぁ~と思えてしまうのだった。

いっしっし。
医者をどう調理してやろう。
交通事故も高次脳機能障害も脳脊髄液減少症についても、世間は狭いのだ。
医者の評判は、医者たちが考える以上に情報を共有し合う患者は多数いる。
おそらく近いうちに、この病院は潰れるだろう。
そんな予感がする。