風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

撃沈、不調はしんどい

2010年03月29日 16時31分58秒 | エッセイ、随筆、小説




私の場合、全身が激痛なので、熱も頭痛も体の節々も、最悪な状態にならない限り、気が付けない。
今回もそうだ。
熱が38度続いていたことにようやく気づいた頃には、激痛のために寝返りもうてない。
久しぶりに、痛みで睡眠が阻害される数日を過ごし、誰とも話をしたくない心境に陥った。

いつまでこの状態が続くのだろう・・・と思うと、やっぱり不安になる。
彼氏が心配してくれるものの、それでも治った?とか大丈夫?とかいうメールが届くと、うんざりする。
申し訳ないとは思うのよ。
でも、治らない病気を抱えている以上、治った?はないと思うのよ。
それはなによりも酷な質問でしかないのだから。

献身的に看病してくれる愛犬たちと一緒に、毛布の中で時間をやり過ごしていると、
不調にもかかわらずにゆっくり休めない自分の性格というものが、露呈してくるよう。
それはどのようなことかというと、不調なのにもかかわらず、健康だった頃に近づこうとするというか、
健康なふりを演じるというか、自分でもなぜそうするのかがよくわからないのだけれど、
でも、元気ではない・・・とはなかなか言えない性格に、泣きたい気持にさせられる。

ゆっくりと休んでもいいのに。
証懲りなく、どうしても休むことに罪悪感を持ってしまう。
自分でもやれやれと思うものの、どうすればよいのか、出口のない迷路に迷い込んでいくようで怖い。
すべてが怖くてたまらない。

桜の開花予想がニュースで流れている。
今年はどこへ桜を見に行こうかと考えている。
着物は着れるのだろうか。
誰と桜を見ようか。
なにを食べようか。

他愛ないことを考えて、今日も一日が終わる。
私、生きていく自信がない。
ひとりで臨む事故処理も、そろそろ限界がみえる。