晩酌の酒がいい塩梅に体中をめぐり、いつの間にか寝入ってしまっていたようで…気がつくと机上の置き時計は 夜中の2時を指していた。
「あらら…またやっちゃった」
机の上のボールペンやスケッチブックを片付け、さぁて改めて寝るかなと椅子を立った瞬間…ミシッミシッと床をきしませながら、このクローゼットを改造した書斎に近づいてくるモノがいる。
さては 嫁さんが「早く寝なよ!」と注意しに来たなと思い「今から寝るところだよ!」と迎え撃つように自分からクローゼットの扉を開けた。
すると そこには嫁さんではなく、まだ小さい娘が 何か言いたそうな感じで こちらを見上げていた…
(つづく)
「あらら…またやっちゃった」
机の上のボールペンやスケッチブックを片付け、さぁて改めて寝るかなと椅子を立った瞬間…ミシッミシッと床をきしませながら、このクローゼットを改造した書斎に近づいてくるモノがいる。
さては 嫁さんが「早く寝なよ!」と注意しに来たなと思い「今から寝るところだよ!」と迎え撃つように自分からクローゼットの扉を開けた。
すると そこには嫁さんではなく、まだ小さい娘が 何か言いたそうな感じで こちらを見上げていた…
(つづく)