沖縄帰省録 その２…

（つづき）
飛行機のなかで 娘が静かに寝てくれるよう、嫁さんは昼過ぎ頃から娘を思いっきり遊ばせ(疲れさせ)いざ飛行機に乗り込んだのだが…

あくびは繰り返すものの、なかなか寝ついてくれない。
そのうち飛行機が離陸し、高度を上げると 耳が痛くなり出したのか 娘が騒ぎ出し、あとは沖縄に着くまでの約３時間 延々と泣いて騒いでを繰り返していた。

当然 周りの乗客に大変な迷惑をかけてしまったので(沖縄に着き)飛行機を降りる際に 謝って歩いた。

とくに我々の真後ろに座っていた忙しそうなビジネスマンたちには、怒られてしまうかもなと覚悟していたのだが…ビジネスマンたちは みな紳士的で、怒るどころか笑顔をみせ、娘に青いダルマさんをプレゼントまでしてくれた。

あとでダルマさんを よく見ると“ベイスターズ必勝祈願”とある。

ん？何だ？とその時は気づかなかったが、プロ野球のキャンプインが同時期だったようだし…もしかしたら球団関係者かマスコミ関係の方だったのかもしれないなと後からになって思った。

荷物を受け取り空港を出ると、外は屋内とさほど変わらない温度。
上着を脱ぎながら「沖縄に来たんだなぁ」と改めて実感した。

空港からはモノレール(ゆいレール)を利用し、壺川にあるホテルを目指した。

(つづく)

沖縄帰省録 その１…

１月３１日。

沖縄へ帰省するため 仕事を早めにきりあげた。

天気が良かったので のんびりとモノレールで空港を目指そうと考えていたが…よくよく時計をみてみると 意外と時間がないことに気づき、嫁さんから空港到着を伝えるメールが予想していたよりも早く届いたものだから 急きょ モノレールをやめて赤い電車の京急線で空港へ急いだ。

親たちからは「旅するときくらい家族そろって出かけなさい」と言われ続けているが 一刻でも長く(仕事に支障なく)休みをとるためには こうして別々に空港に向かい、出発ロビーで合流するのが都合がいい。

もう何度か そのようにしているので 嫁さんもだいぶ慣れていて、僕が空港出発ロビーに着くと「意外と早かったね」という感じの余裕な表情で迎えられた。
嫁さんが手荷物を預けている間に、だまってカレー屋に飛び込みカツカレーをぺろりと平らげ 何食わぬ顔で検査場を通り抜けて飛行機に搭乗した。

定刻より少し遅れて飛行機は動き出し、滑走路へと移動をはじめた。
窓から暮れゆく景色を眺めていると 空港の隅っこに不具合が多発し、運行中止となっている新型機ボーイング７８７の飛行機群を見つけた。

どんどん薄暗くなるなかに見たためか、新型の機体のはずなのに何だか寂しく見えた…

(つづく)

気候の違い…

昨日 帰省先である沖縄から帰ってきた。

すっかり暖かい沖縄は Ｔシャツ姿でも十分に過ごせるほどだったのに…今夜から明日にかけ(関東などでは)雪が降るらしい。

沖縄なんて飛行機で二時間半ほどで簡単に行き来できるが この気候の違いを目の当たりにすると…やっぱ離れているんだなぁとしみじみ思う。

これより数日間は 撮ってきた写真を整理しつつ、いつものように沖縄帰省録を描いていきます…



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