すっかり間が空いてしまいました。
「ぶらぶら美術・博物館」ではないですが今年見た作品からベスト5を紹介して2011年の締めくくりとしたいと思います。
1.源義経奉納 赤糸威大鎧(竹虎雀飾)
2.蘭奢待(黄熟香)
3.加藤清正所用 白檀塗蛇の目紋蒔絵仏胴具足
4.結城秀康所用 唐冠形兜(飛雲脇立付)
5.島津義久所用 紺糸威紫白肩裾胴丸
1位が戦国時代のものでないのがアレですが、豪華さには圧倒されます。
2位は記事化していない正倉院展で観たもので14年ぶりに公開されました。織田信長が切り取った事で有名です。
3位は清正の甲冑の中でも桃山期らしい一品。
4位は徳川家康の次男・秀康の兜。脇立の造形が素晴らしいです。こちらもまだ記事化していないものですが、展覧会は非常に良かったので記事化する予定です。
5位は薩摩の太守島津義久の胴丸。落ち着いた感じが島津らしいです。
せっかくなので、2006年から2010年のものも考えてみました。
2006年
1.大坂夏の陣図屏風
2.真田幸村所用 南蛮胴具足
3.真田昌幸所用 昇梯子文二枚胴具足
4.真田幸村書状(慶長20年3月19日付)
5.長篠合戦図屏風
2006年は「真田幸村と大坂の陣展」しか観てないので、その中からチョイスとなります。4位の書状は大坂冬の陣後に書かれたもので「我々事などは浮世にあるものとは、おぼしめし候まじく候(私などはこの世にあると思わないででください)」の一文がある。幸村の覚悟を表した書状。
2007年
1.洛中洛外図屏風
2.武田信玄 肖像画(成慶院蔵)
3.徳川家康所用 金陀美具足
4.豊臣秀次所用 朱漆塗紺糸威二枚胴具足
5.徳川光圀所用 黒地葵紋金蒔絵印籠
1位は「狩野永徳展」より織田信長が上杉謙信に送った豪華絢爛な屏風。その後何度も観ています。
2位は「風林火山展」より。長谷川等伯筆で現在は能登の畠山氏を描いた説が有力。
5位にしましたがある意味で衝撃的だったのが黄門様の印籠でした。
2008年
1.伊達政宗所用 黒漆五枚胴具足
2.豊臣秀吉所用 銀伊予札白糸威胴丸具足
3.槍 日本号
4.黒田如水所用 白檀塗合子形兜
5.直江兼続所用 金小札浅葱糸威二枚胴具足
仙台・米沢・福岡で甲冑三昧。この頃から武具に注視して展示会を観るようになったかな。
2009年
1.佐竹義重所用 黒塗紺糸威具足
2.刀 義元左文字
3.立花宗茂所用 伊予札縫延栗色革包仏丸胴具足
4.前田利家所用 金小札白糸素懸威胴丸具足
5.長宗我部信親所用 金小札緋威二枚胴具足
全国各地の甲冑を観たこの年。唯一甲冑以外で選んだ義元左文字は、今川義元を討った織田信長に渡った太刀。
2010年
1.蒲生氏郷所用 燕尾形兜
2.本多忠勝所用 黒糸威胴丸具足
3.豊臣秀吉所用 一の谷馬蘭兜
4.北郷忠相所用 鉄錆地南蛮胴具足
5.細川藤孝(幽斎)所用 紅糸威腹巻
様々な変り兜を観ましたが、氏郷兜の曲線の美しさは格別でした。
10月、11月、12月が記事化できていません・・流石に全部は無理なので特別に注目した展示会は個別に記事化し、他はリストを上げる感じでアップしたいと思います。
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