
青岸寺
延文年間(1356~1361)に「婆娑羅大名」近江守護・佐々木道誉(京極道誉)が祈願寺として創建した米泉寺が前身。
米泉寺は戦国時代に兵火により焼失し、慶安3年(1650)、彦根藩主三代・井伊直澄の命により彦根大雲寺の要津守三が入山し、敦賀の伊藤五郎助の尽力により再興された。

青岸寺庭園
延宝6年(1678)、当時三世興欣和尚の依頼で、玄宮園・楽々園築造に関わった井伊家家臣の香取氏が作庭したとされる
築山林泉式枯山水庭園。

寄せ灯篭
竿の部分に織部灯篭を使用している。

書院「六湛庵」
明治37年に永平寺64世・森田悟由禅師により建立された。
それぞれ床を構えた三室の他に風呂と手洗いを備えている。
悟由禅師は布教から永平寺への帰路に休憩や宿泊にこの書院を使っていた。

座敷
八畳。庭園を高台から眺める事が出来る。

次の間
八畳。

六畳

茶寮「喫茶去」
拝観者が一服出来る場所。抹茶や珈琲がいただけます。
佐々木道誉と彦根藩井伊氏にゆかりの寺院。庭園は見応え充分です。