ただいま妄想中

夢、かつリアルな頭の中身をどこへ。

1Q84の感想

2009-07-02 10:24:14 | Weblog
本のタイトルばかり、書いていても何なので、、、


先日読んで、感想を書きますと言っていた

「1Q84」について。


感想については、ペンが重かったというか

パソコンに向かう気が、重かったのだけれど、、、。



生意気を覚悟で!



そこに絶世の美女が、いたとしても

すべての人が、恋に落ちるという訳ではなく。


また。


ピアノかバイオリンか、どちらが好きかといった

邪道な話になるのも、承知の上で・・・



しかも、洋画を日本語吹き替えで観るのを

とにかく嫌うわたしにとって。


洋書を読んでいるかのような、、、。




と前置きをしながら。



きわめて「個人的な」好みを言えば

わたしは。嫌いではないけれど、好きではありませんでした。



全世界の村上春樹ファンの方、ごめんなさい



もちろん、この一作品だけで彼を語ることはできず。


わたしの感性が、鈍いだけとも言えます。



2冊の本に、散りばめられた

彼の「哲学」「人生に対する疑問」


点、点、では、受け入れられるのだけれど。


それが、「線」や「絵」になるのを望んで

読む者としては、解せないストーリーでありました。


ストーリー全体的には、むしろチープで、、、。



不思議ワールド、彼の独特な世界観を

垣間見て味わうものであると

言ってしまえば、完了するものですが。



やっぱり「共有すること」

読み手を意識して、書かれるということは大切で。



「芸術作品とは、なんぞや?」と言いますか。



大衆にとってわかりやすく、興行的に「1位」である作品が

必ずしも、イコール優れているとも思わないんだけれど。



かと言って、

共感されにくく、理解しがたいもの=優れている、とも言えず。



(隠れて世に出ない、芸術作品も山ほどありますが、、。)



なにを書いているんだろう



ズバリ。村上春樹の作品は、独特でわかりにくい世界観でありながら

ここまで大衆に売れているのは、なぜだ・・・?



以前わたしは、知人の作家に「脚本を書く秘訣」を聞いたら

「最後まで引っ張ること」だと教えられた。


そういった意味では、すごい作家さんなんだと思う。


でも、でも、、、


わたしとしては、綺麗な箱を開けて、

またその中に、綺麗な箱があって。開けて、箱があって

開けて・・・・・繰り返していったら、

いちばん小さい箱の中には、何もなかった、、、



そんな印象だったのです。

「答えはない」という意図が、成功しているのかもしれませんが。



新宗教をベースに、

人を愛することも、自分を愛することもできない

現代の人間の「孤独」を描きながら


わたしの命が終わっても、遺伝子は繋がっていくのであれば

この世での自分は「入れ物」に過ぎない、とか



われわれは、毎日四千万個失われてゆく

表皮細胞のようなものだとか


「いのち」とは、なんぞや?といった「疑問」が重ねて出てくる。



村上さんの「混沌とした問いかけ」が凝縮された本


だった、、、。



人間世界の中においては、やっぱり「答え」は出ないもの

なのかもしれないなぁ・・・



好奇心は満たされたけれど・・・



「物語という、おおきな嘘をつく中で

 ちいさな嘘は許されない」


今は亡くなられた、演劇研究所の先生が言っておられました。



架空の作品の中にこそ、わたしは

これでもかと、心に迫る、確かな「リアル」が欲しい・・・と思う。



わがままいっぱい、すみません
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おなかいっぱい、活字を食べたい

2009-07-02 09:55:56 | Weblog
おはようございます


わたくし。寝違えたのか、首が左に回らなかったのが
回り始めたところであります(なんのこっちゃ


きのう(も?)本屋さんに行ったら

夏の読書コーナーができていて、大興奮


文庫本は300円~500円とかで、買えます!



うちは、わたしが大食らいなので

食費&本代は、惜しみなく。。!?笑。



いま無性に、活字を食べたくて、、



ちょっと前に、買っていた本は

「リズム」森絵都さん著・角川文庫

「台所のおと」幸田文著・講談社文庫



きのう買ったのは

「蛍川・泥の河」宮本輝著・新潮文庫

「サマータイム」佐藤多佳子著・新潮文庫


あと、これは文庫じゃないけど

「きのうの神さま」西川美和著・ポプラ社

(→今朝の新聞で、直木賞の候補になっていました!)


西川さんは、映画「ゆれる」で有名で

若院が観ていて、良かったと言っていた☆☆



最近読んだ「週刊現代」でも、彼女が巻頭に掲載されており。


その写真を見て、わたしはビビビ

カミナリに打たれたように、ひじょうに魅了された訳です☆☆



35歳の、女性映画監督。



写真の顔も、記事にある文章も素晴らしい



いま「ディアドクター」という映画が、上映中です。



とある村で、絶大な人気を誇る

「無免許の医師」を描いた映画らしい


善悪では、割り切れないことがある・・・!?



早く観たい!観たい!!



ちなみに、三島由紀夫の「金閣寺」買おうとしたら


若院が持っているとの事で。



それも読みたい わたしはイマ飢えている
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