MDMAは現在、大麻と並んでクラブ&レイヴ・カルチャーでもっとも人気があるとされる合成ドラッグです。
体験した人によると、幻覚や幻聴はなく意識の変化だけが起こるといいます。 比較的的新しい麻薬で、1985年までは主に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療薬として用いられていたものが次第に民間で乱用されるようになりました。
脳内における働きは伝達物質のセロトニンなどの放出量を増やし、「多幸感」をもたらすといわれます。
副作用が強く、体温がコントロールできなくなったり、低ナトリウム血症、急性腎不全、横紋筋融解症などを招いたりし、死亡例も見られたりします。
また、神経細胞が破壊されることによる長期にわたる記憶障害や妄想、気分の障害、睡眠障害、衝動性の亢進、注意力集中の困難などの後遺症が残るとされており、
常用者の間では、この薬が効いている間、強く歯を噛みしめるために奥歯がガタガタになるとか、抜け毛が増えるなど老化が早まるともいわれています。