神田明神で商売繁盛などを祈願する参拝者(6日午前、東京都千代田区)
多くの官公庁や企業が6日、仕事始めを迎えた。
商売の神様をまつる神田明神(東京・千代田)には早朝からコート姿の経営者や会社員らが出社前に訪れ、新たな1年の成長や国際情勢の安定を祈った。
同僚とともに参拝した男性経営者(30)は「会社員を辞めて起業し、今年は5年目となる節目の年。従業員を増やして会社を大きくしたい」と意気込む。
ロシアによるウクライナ侵略から2月で3年。都内で専門商社を営む男性社長(65)は今も海上輸送に影響が出ていると語り「米国の政治の先も見通せない。少しでも国際情勢が安定する1年に」と願った。
神田明神の1〜3日の参拝客は2024年の同時期とほぼ同じ30万人。広報担当者は「新型コロナウイルス流行前の人出に戻った」と話す。
仕事始めの6日は例年より参拝客が多く、2時間以上待つ人もいるという。
日経記事2025.1.6より引用