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香港の新世界発展、最終赤字1300億円 不動産市況厳しく (2025.2.28)

2025-02-28 21:24:41 | NATO・EU・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢


香港の新世界発展は不動産不況で業績悪化に直面している=ロイター

 

【香港=伊原健作】

香港不動産大手の新世界発展が2月28日に発表した2024年7〜12月期連結決算は、最終損益が66億香港ドル(約1300億円)の赤字(前年同期は73億香港ドルの赤字)だった。不動産市況の悪化による業績不振が続いている。

 

売上高は167億香港ドルと前年同期比で2%減った。中国本土や香港での不動産開発が主力だが、市況低迷で建設や不動産投資事業の収入が減少した。

開発案件の収益見通しの悪化などで計約49億香港ドルの減損損失を計上し、最終赤字が膨らんだ。

 

財務を改善するため資産売却を進めたが、24年12月末時点の純負債は1246億香港ドルと24年6月末から1%増えた。

黄少媚・最高経営責任者(CEO)は同日の電話会見で中国本土や香港不動産市況の弱含みなどで「(事業環境は)不透明要因にあふれているが、(自社は)抵抗力があると信じている」と述べた。

 

新世界は24年6月期に20年ぶりの最終赤字に転落した。経営を担ってきた創業一族出身の鄭志剛氏が同9月にCEOを辞任し、馬紹祥氏が後任に就任。

わずか2カ月後の11月には馬氏が辞任し、中国本土の不動産事業を率いてきた黄氏がCEOに就任した。業績悪化に加え経営のかじ取りの不安定さも注目を集めていた。

 

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