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小米、スポーツカー版EV1100万円 当初発表より35%安(日経2025.2.28)

2025-02-28 15:17:19 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


小米の「SU7ウルトラ」の価格は約53万元(同社のSNS)

 

【広州=藤野逸郎】

中国のスマートフォン大手、小米(シャオミ)は27日、スポーツカー版の電気自動車(EV)「SU7ウルトラ」を発売すると発表した。

価格は52万9900元(約1100万円)と、2024年10月の発表時に比べて35%引き下げた。競合する高級車種の価格分布を分析したマーケティング戦略との位置づけで、年間で1万台の販売を見込む。

 

当初は70万〜80万元する米テスラの高級EV「モデルS」などを意識して価格を設定した。小米の雷軍・最高経営責任者(CEO)によると、実際に予約を入れた顧客はより安い「ベンツ」や「BMW」のエンジン車のユーザーが多かった。競合車種を見直した結果、価格を下げた。

雷氏はSNSで27日午後10時から2時間で1万台の予約が入ったと明かした。

 

時速0キロメートルから同100キロに2秒足らずで加速する。10万元のオプションを装備して独ポルシェのEV「タイカン・ターボGT」と比べた場合、価格は3分の1以下にもかかわらず加速能力や最高時速、最大馬力などが上回っているという。

小米は24年3月に「SU7」を発売してEVに参入した。コストパフォーマンスの高さで人気を集め、24年は13万5千台を納車した。25年は30万台を目標に掲げる。

 

雷氏は27日の発表会で「よい車をつくることから素晴らしい豪華な車をつくることにステップアップした。当社にとって大きな飛躍だ」と語った。

EVの好調や中国政府がスマホやタブレット端末の買い替えを促す補助金政策を打ち出したことを受け、小米の株価は上昇基調にある。最近は上場来高値を度々更新しており、成長期待が膨らんでいる。

 

 

 
 

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

 

 

 

 

山本真義のアバター
山本真義
名古屋大学未来材料・システム研究所、名古屋大学大学院工学研究科電気工学専攻 教授
 
貴重な体験談

このSU7(小米)の廉価版モデルですが数ヶ月、毎日乗る機会と分解解析する機会を得た経験からコメントすると、非常に優れた戦略車だと感じました。

元・BMWデザイナーによるポルシェに寄せた目を引くデザイン、分かりやすいスポーツ性能、過度ではなく扱いやすい運転支援システム等、価格と性能が高次元でバランスが取れている良い商品だと思います。

その上で、インバータへの先駆的な炭化シリコン(SiC)パワー半導体の適用、ギガキャストと呼ばれる一括ボディ成形技術の導入、NVIDIA製先進ADAS用SoCの応用等、先駆的な技術挑戦も盛り込んでいます。 EVスポーツカー市場は、中国が気勢を上げています。

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