日本記者クラブ主催の討論会に臨む与野党の7党首（12日、東京都千代田区）
石破茂首相（自民党総裁）は12日、日米地位協定の改定に改めて意欲を示した。
15日公示の衆院選に向けた日本記者クラブ主催の7党党首討論会で「（基地負担が集中する）沖縄の思いを無視することはしない。大変だが、これから党内で議論し必ず実現したい」と述べた。
米国の核使用時の意思決定に日本も関与する「核共有」については「抑止力をどうやって核廃絶に結びつけるか、これからよく議論したい」と触れた。
首相は衆院選での政策活動費の使用について「現行法制の下では合法だ。抑制的に使う」と強調した。
政策活動費の使用への後ろめたさがあるかどうかを問われ「それはある」とも語った。
党勢拡大や政策の周知活動などを使用例に挙げ「票をカネで買うようなことに使うことは言語道断で絶対にやらせない」と明言した。
自民党の政治資金問題で収支報告書に不記載があり非公認にした議員について、「どれだけ信任を得たかが重要な判断要素だ」と述べ、衆院選で当選した場合の追加公認に改めて含みを持たせた。
「すぐに要職に登用するとか。そんなことは一度も申し上げていない」とも話した。
第50回衆議院選挙が2024年10月15日公示―27日投開票の日程で実施されます。候補者や開票速報・結果などをお伝えします。
日経記事2024.10.12より引用
