入院記録おまけ：ポジティブ＆ネガティブ（入院中に再考）

いやあね、日本人ってのは物事を真面目に捉える…近頃はどうなんだろう。
でも基本的に、真面目すぎてネガティブ。
近頃の若いのも、一見ちーたらに見えてネガティブ。

なので入院中よく聞くのが。
「こんな事になって手術までして痛い思いをして」
なんですね。

しかし天邪鬼て、しかもネガティブこじらせてポジティブになった私の場合。

「近くにこんないい病院があってよかった」
「いい先生が揃っていてよかった」
「手術入院のお金があってよかった」
「入院中は上げ膳据え膳でしかも暖かくて幸せ」

とかに、考えを買えちゃうんですよ。
でもって布教したりして、他の患者さん達に。

すると皆さん、そう言われれば。
ってなるのが面白かったです。

同じ病室に80代の人で、家で滑って転んで股関節を折った人がいましてね。
80代と言っても、話し方はしっかりしてるし耳も遠くない。
救急ですぐ運ばれたんですが。

連休中だったんですね。
しかもあの病院は、手術は満杯。
なので、気の毒に…手術が決まるまで5日近く身体も動かせず。
ちょっとでも脚を動かすと、激痛という状態。

でも当人は、小の方はともかく大の方は絶対にトイレで。
激痛に耐えて何とか車椅子に移乗させてもらって、根性でトイレに行ってました。
そして泣き言は言わない。

この人がある時に言いました。
たまたま、普通の場合手術の順番待ちが2ヶ月ほど、って話をしていた時。

「じゃあ私はラッキーだ、杉に手術してもらえるんだから」
「病室で鎮痛剤投与してもらって、トイレに行くのにもちゃんと介助してもらえて」

…こんな人に私もなりたい…。

そんなわけで入院中、やはいｒポジティブにまさるものはない。
とか確信しちゃった私です。

ただ脳天気との線引きが…難しいですけどね。
ただののんきになるのも、遠慮したいし。
精神論になるのも嫌だし。

その辺の匙加減、この先も考えていかねばと思うのですよ。