怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ああ、冬至

2008年12月21日 | ここの生活
今日は冬至。
いや、12月になってから、ずっと冬至の感じ・・・
つまり、日照時間が極端に少ないのだ。
その短さ、関東近辺に長く住んでいた私にはほとんど気が狂いそうになる。
ここの日出は8時、日の入り16時半ごろ。

一番つらいのは、ほとんど曇りか雨か雪、の天気で、
一日中薄暗いことである。








上の三枚の写真は、家の窓から撮影した空模様~
昼過ぎのものだが、一日中、いや、12月中こんな感じ。
当然、家の中も暗いのだが、ここに住み始めて数万年のヨーロッパ人子孫達、電灯もつけずに暮らすことができる。
私には、見えない。
が、下手に電気をつけると、義母が飛んできて消す。
う~う~う~う~う~う~う~う~う~

視力はこの一年でカンガン下がったぞっ!
どうしてくれる!お義母さん!!!

しかも、ここの人たち、蛍光灯を好まず、白熱電球を好む。
(白熱灯の正確な定義を知らないのだが、要するにオレンジ色の光を出す電球のことを言いたい)
これがまた、薄暗いのだ。
我が家では台所だけ、蛍光灯(Neonlicht)を使っている。

先週、歯科医に行ったのだが、そこの待合室は薄暗いのに、診察室は蛍光灯で物凄く明るく、久しぶりに文明を感じた(!?)
やはり、ドイツ人は薄暗いのが好きで薄暗くしているのであって、明るくしなくては良く見えないのだなあ、と解釈した。


こんな薄暗い冬、やはり、イベントが必要なのである。
つまりクリスマス!

上は、先週作った、クリスマスクッキー、右はドイツのクリスマスケーキのシュトーレン。
すでに消費をし始めている。
この体たらくは決して私がクリスマスが待ち遠しくて食べちゃったのではない。
クッキーなどは、焼いた端から食べていかなくてはならないのである。
「なぜ、もっと食べないのか、せっかくたくさん作ったのに」
と、クッキーを口にしながら私に迫る義母。
小腹が減ると、ここからちょいちょいつまみ食い。
食料部屋にはもうひとつシュトーレンと、クッキーの山が蓄えられている。
こうやって食らいながら、クリスマス当日を楽しみに待つのだ~


これは、クリスマス当日に来る孫達のためのプレゼント。
私はこれらを包装するのが仕事だった。
(数少ない、義母より上手くできるワザ、ラッピング!へへ。)

こんな風に、冬至前後の暗い日々を明るく過ごすドイツ人、クリスマスは生活の知恵なり~

クリスマスツリーはまだ用意がない。
義父母は明日ごろ、ナマ木クリスマスツリー露店に出かけて買うのかもしれない。
この、生木ツリー、えらく反エコな感じだが、まあ、習慣だから仕方がないのだろうな、では、後日報告~