雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

若者

2006-10-02 | 雑記
 昨日のお昼、コンビニの駐車場でサンドウィッチを頬張りながら見ていた光景。

 若者男子(推定20才前後)二人がカップラーメンの蓋を押さえながら陽気に店から出てきました。おっ!若いねぇ~、真昼間からオナニーかい?違います、失礼、話を戻します。
 なんだか一人が車道を指差し、何事か叫んでおります。私は車中なので上手く聞き取れませんが、何やらずい分昂揚している様子。
 すると彼はカップラーメンを下に置き、おもむろに車道へと駆け出して行きました。ちなみに、ここは非常に交通量の多いところです。しかし、さすが若者、ダッシュで行ってダッシュで帰ってきました。お帰りなさい。
 そんな彼の手には一冊の本が握られておりました。とてもピンクい、もう、一目見なくても、目の端に映ったくらいでも、『エロ本』と解かる、エロ本でした。
 ハイ、若者二人は思いっきりのいいテンションでエロ本をめくっております。しゃがみ込んでおります。瞳が、輝いております。なんだか私は、彼らの周りが光り輝き、スローモーションのようになって、見えました。
「これが若さか・・・」
 私はクワトロ大尉の名言を呟きつつ、サンドウィッチをコーヒーで流し込み、目を細めて微笑みました。

 が、ほどなく彼らの彼女さんたちでしょうか?若者女子(推定、男子たちと同じく20才前後)が店から出てきて、無邪気な彼らたちを覗き込むと、これまた思い切りよく拾ってきたほうの男子を蹴飛ばしました。
 これも若さでしょう、そうして四人は景気よく笑いながら車に乗り込んでいきました。
 エロ本は、店の入り口付近で「ポツン」と置き去りです。時折、風が吹き、ピンクの表紙がめくれ、黒い乳輪などが垣間見えます。
 私はとてつもない寂しさを感じ、車のドアを開け、救いの手を差し伸べようとしました。
 しかし、そこでとてもタイミング良く、買い物を終えた妻が店から笑顔で出てきました。
 すでにドアを開けていた私は咄嗟にサンドウィッチの包みを手に取り、そそくさとゴミ箱に向かいました。
 私はなるべく意識をゴミ箱にゴミ箱にと向けていたのですが、ダメです・・・目の端にはピンク色がチラチラ、肌色のまん丸い膨らみがチラチラチラチラ・・・。

 でも、私は堪えましたよ、だってもういい大人だもん!
 でもね、やっぱり寂しいんです。
 昔は自分も道に落ちているエロ本をまるで犬のように拾って歓喜の声を上げていたのになぁ、って。
 私はもう若者ではないんだなぁ、って・・・。
 この歳でエロ本拾ってコンビニの前で嬉々として閲覧してたら、ただのバカ者か変質者だよ、って、分別くさい大人になっちゃったんだぁー、って。

 ん、なんか今日はしんみりと終わらせてみます。そんな気分です。
 
コメント (4)
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