雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

その日のまえに

2006-10-05 | 小説
 重松 清氏の『その日のまえに』を読んだ。
 もう、なんかね、「泣けよ、ほら、泣け、ここよ、ここで泣くんだよっ!」ってカンジのお話でした。
 まぁね、実際、重松作品ってかなり泣ける作品が多いですけどね、今回はね、これでもかっ!ってくらいに泣き所多いです。
 まぁ、ワタクシも小説でこんだけ泣いたのは初めてですわ。
 ですからね、ある意味、「おいおいおいおい・・・」って気持ちもありますな。
 なにかに書いてあったと思うんですけど「良い小説と泣ける小説というのは別物」まさに、そういうことなんじゃないかな?なんて思わせてくれた、僕にとってはイイ小説でした。

 泣ける泣けないは別にしても、読んで損はないお話ということは確かですよ。
 
 薦めてるんだか薦めてないんだか、イマイチ熱のこもってない書評ですな。まぁ、機会があれば、手に取るくらいはしてみてください。

 とりあえずね、僕が書きたかったのはね、作品中のこの言葉なんです。
『神さまよりも人間のほうが、ずっと優しい。』
 これだけ読んでも大したことはないですがね、この場面、この言葉、もーう涙が止まりませんでした。シャレんならん、ってカンジでした。
 でも、ホント読んでよかったと思います。
 泣きたい人、お薦めします。
 あっ、でもあまり「泣くぞ!」と気張り過ぎず、リラックスリラックスで読んだほうがよいです。
コメント
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