雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

お礼

2008-03-26 | 雑記
 この前の休日に、カミさんの車のタイヤをスタッドレスからノーマルに交換してやった。

 もちろん自分の車も交換するついでに、だ。

 毎年のことながら、やはり二台いっぺんに交換するのは難儀だがスタンドやらに持っていって金を取られるくらいなら自分でやる。

 その浮いた金で酒でも買ってくれればいいが、そんな都合の良い妻ではない。

 それにしても、近年、この地方も昔と比べ積雪日も少なくなり11月頃から3月までスタッドレスタイヤを履いていても雪の上より普通路面を走ることのほうが格段に多くなってきている。

「焦って変えなくてもいいんじゃねぇか?」とも思うのだが、毎年のことなので、最早恒例行事みたいなものなのだ。

 なので、冬の間はなんだかんだで走りが悪い。燃費も悪い。時折、スタッドレスが憎らしくもなる。そんな我慢の季節を乗り越えてノーマルにタイヤを戻すと、これが「春の目覚め」といった具合で、なんとも軽快な走りが堪能できる。尚且つ、暖かさゆえエアコンもあまりつけなくてよくなり燃費もいい。ビバ、春。

 さぞ、愚妻もこの軽快な走りにその身を躍らせていることであろう!と思い、その乗り心地っぷりを訊いてみた。

「どうよ?タイヤの調子は?」

「うーん、、、なんかあんまり軽快じゃないんだけど。ちゃんと(ホイールナット)締めた?」

「あたりまえじゃん!それは関係ないって!きっと空気圧が少ないんだ」

「ふーん、、、んじゃ、(空気)入れといて」


 な、なに「シレッ」と言ってやがんだ?オマエはどこぞの女王様か?マリーアントワネットか?パンがなけりゃケーキを食え、ってか?オレは奴隷か召使いか?

 ま、まぁ、それに近いものは無きにしも非ず。。。だがな。。。


 とりあえず、日頃のお礼といってはなんだが、空気圧を調整しにいった際に、ホイールナットを緩めておいてあげようと思った。

 
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誘拐症候群/貫井 徳郎

2008-03-26 | 小説
≪症候群シリーズ≫第二弾、『誘拐症候群』を読んだ。

 前の『失踪症候群』はあんまりだったので、今回はそれなりの期待とそれなりの妥協を持ってして読んだ。

 結果、心構え通りだった・・・。

 特につまらないワケでもなく、さりとて、手放しでおもしろいと言えるものでもなく、、、もしや、この≪症候群シリーズ≫は『ハズレ』なのか?と悟りそうになるが、あと一作『殺人症候群』を、最早素直な楽しみではなく、別の意味での楽しみ(たぶん、使命?いや、惰性?みたいな?)として、読もうと思う。

 貫井徳郎というミステリ作家、あまり過大な期待は抱かないほうがいいんだな・・・と、薄々感じ始めてきた。たぶん、処女作『慟哭』があまりにも凄すぎたんだなぁ。でも、『空白の叫び』とか、やっぱその後の『アタリ』もあるから、どうしても期待してしまう。

 なんだか、最近の東野圭吾状態だな。。。
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