≪医学的には脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた葉月が望んだのは、自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった―。透明感あふれる筆致で生と死の狭間を描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作。≫
本屋へ行って新刊チェックしていたら『退出ゲーム』という本を見つけた。
こんな表紙↓
べ、べ、べつに、女子高生に惹かれたとかではなく、いや、まぁ、八割方くらいそれが理由なんだけれど……だけどもね、帯にね「青春ミステリ」って書いてあってね、ものすごくそそられてね(スカート捲れ気味の女子高生にもそそられてね)読んでみたいなぁ、と思い図書館へ直行。(買えよ
で、探したんだけど貸出中で、でもこの初野晴って作家さんは初めてだし、とりあえずデビュー作を読んでみようと。なにやら綾辻氏も絶賛していることだし。
そんなワケで読みましたが、まぁ、あれだ、デビュー作!って感じがひしひしと伝わってきた。「面白い」か「つまらないか」どちらかと問われれば「面白い」かな?わりと読みやすいし、飽きずに最後まで読めるんだけど、なにか物足りなさを感じてしまう。でもこれがデビュー作だと心構えしていたので、そんなに腹も立たない。むしろこの後から書かれた作品がひじょうに興味深くなった。
本格ミステリとかではなく、広い意味でのミステリに属する作品で、そういうのはあまり好みではないのだけれど、たまにはいいかなー、と思えた。
ちなみにこの本の巻末に第22回横溝正史ミステリ大賞の選評が載ってるんだけど、(綾辻行人、内田康夫、北村薫、坂東眞砂子、と豪華な顔ぶれ!)この大賞の『水の時計』以外の最終候補に挙げられた他の三作に対して、みなさんボロクソに評しているのがこの本の中でいちばん面白かった。とりわけ坂東眞砂子女史の評が気持ちいいほど辛辣であった。
本屋へ行って新刊チェックしていたら『退出ゲーム』という本を見つけた。
こんな表紙↓
べ、べ、べつに、女子高生に惹かれたとかではなく、いや、まぁ、八割方くらいそれが理由なんだけれど……だけどもね、帯にね「青春ミステリ」って書いてあってね、ものすごくそそられてね(スカート捲れ気味の女子高生にもそそられてね)読んでみたいなぁ、と思い図書館へ直行。(買えよ
で、探したんだけど貸出中で、でもこの初野晴って作家さんは初めてだし、とりあえずデビュー作を読んでみようと。なにやら綾辻氏も絶賛していることだし。
そんなワケで読みましたが、まぁ、あれだ、デビュー作!って感じがひしひしと伝わってきた。「面白い」か「つまらないか」どちらかと問われれば「面白い」かな?わりと読みやすいし、飽きずに最後まで読めるんだけど、なにか物足りなさを感じてしまう。でもこれがデビュー作だと心構えしていたので、そんなに腹も立たない。むしろこの後から書かれた作品がひじょうに興味深くなった。
本格ミステリとかではなく、広い意味でのミステリに属する作品で、そういうのはあまり好みではないのだけれど、たまにはいいかなー、と思えた。
ちなみにこの本の巻末に第22回横溝正史ミステリ大賞の選評が載ってるんだけど、(綾辻行人、内田康夫、北村薫、坂東眞砂子、と豪華な顔ぶれ!)この大賞の『水の時計』以外の最終候補に挙げられた他の三作に対して、みなさんボロクソに評しているのがこの本の中でいちばん面白かった。とりわけ坂東眞砂子女史の評が気持ちいいほど辛辣であった。
書けば書くほど良くなってく道尾秀介の例とかあるから、これから化けるかもわからんよ?もう化けてるかも、だし。
とにかく「青春ミステリ」はオレとしてはほっとくワケにはいかんので、読んでみますわ☆