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先日,アンテナの改修工事の際,お手伝い・・・というか,もろに工事をやっていただいた,札幌の某DX'erが,いろいろな工具類を持ってきてくれました。その中で,これは本当に便利だと思ったのが,写真のような,丸い形で口が大きく空いているツール・バッグです。ローテーターなんかを入れて,タワーに上がって,金具でさっと吊るすことができます。外したネジなんかも,どんどん放り込むこともできるし,そもそも,こんなものが世の中に存在していることすら当局は知りませんでした。
工事終了後,ご苦労さん会を兼ねて焼肉屋へ,腹いっぱいになった後,その足でホーマックに赴き,2,000円くらいで購入しました。ふふふ・・・新兵器登場って感じです。
それから,某局が持参した,“何でもテコにしてしまう秘密の杖”の威力もすごかったです。工事屋さんが使っている姿をたまたま見て,技を覚えたそうです。
さてさて,札幌は今日も良いお天気です。本日は明後日の 50MHz - 4ELE - HB9CV の設置に向けてアンテナ組立作業の予定です。
そうそう,思い込みと言うのは恐ろしいもので,家にごろごろしていると思っていた,8DFB用の同軸コネクターが,残り1つしかないことに昨夜気づきました。今日ならまだハムショップもやっているはず。無いことに当日気づいたりしたら泣きでした。ふう~,アンテナ工事にはいろんなアクシデントがつきものです。準備万端でいかなくては・・・とあらためて思ったのでした。
当局のアンテナ工事の最重要ポイントは,
1.屋上では絶対に走らないこと。(地上高30mです。恐ろしや。)
2.屋上の縁に近づくときは絶対に屈むこと。(転んだりしたら洒落になりません)
以上2点を必ず宣誓してから屋上に入ります。
(仕事上の観点から)
・写真のタイプの場合は、フックが破損する恐れがあり高所作業には危険を伴います。
高所でお使いの場合は、フックタイプではなく、取手が縫合されたものを推奨いたします。
要は重量物や何でも入れてしまう可能性があり、フック部分が破損して落下してしまう。落下した際に
中のものが飛散し、最悪は屋上から落下し人身事故になりかねません。(沢山見ています)
・Dフックをつける場合は2アクションのもの。いわゆる解放部がねじロック出来るものを推奨します。
これは、安めのカラビナなんかつけると中途半端にはさまって落下したり強い力で側面から押されると
外れてしまいます。縦方向は強いのですが横からは全く強度がありません。なのでねじ式の
ロック型をお勧めします。(安かろう高かろうなのですが、最終的には人命に関わります)
・使うときは、工具もそうですが、落下防止もつけましょう。Dフックをつけないときに、不意に落として
しまうことかあるので・・安全は2重以上でかけましょう。ロープでもいいんです短めのロープで
下まで落下しないようにすればなんとかなります。
・このタイプで蓋付きも販売されていますので、できればそちらがベストです。理由は解りますよね?
でもちゃんとふたを閉める癖をつけないと意味がなくなりますが・・・
自分が楽する事が大切、大前提(笑)なのですが、2次被害、3次被害を起こさないように十分注意してください。たまに聞くのですが、「屋上面だから大丈夫」ってよく言われる方がいらっしゃるようですが、
それは誰が決めたのか問いただしたいですね。絶対大丈夫と言うことはあり得ないので、常に危険を
予知しながら作業するといいと思います。
長々失礼しました。
タワー上でのアナライザーを使っての調整もこの袋に放り込んでやってます。
さらに持ち手に大型のDフックをかければ簡単にタワーのブレスに袋をかけれます。