ノーズクリップが来たので是非ともプールで、対塩素アレルギー効果を試したかったのだが、ヨットの部材加工に手間取り好機を逃してしまった。
切ってニスを塗るだけの簡単な作業だったのに、ドライバードリルのバッテリーが上がってしまい、充電しておいたはずの予備バッテリーも空っぽで、充電に予想外の時間が掛かった。買い換え時かも知れない。
ノーズクリップを試してみたが、鼻の脂で想像以上に滑る。付ける前に石けんで脂を落とせとか、外れたときのためにゴーグルに括っておけとか、なかなか良いアドバイスが見つかった。
プールと言えば、目が赤くなるとか、特有のプール臭の原因はすべて塩素のせいにしていたのは、とんだ濡れ衣だというのをテレビでやっていた。塩素とアンモニアがくっついてできる物質が原因らしい。塩素にも半分責任があるが、殺菌のためだから塩素は欠かせない。では「アンモニア」はどこから来るのか。
子供が小さい頃に流れるプールへ行ったときのこと。女の子がプールサイドに上がって、少し離れた父親に「トイレ行きたい」と言ったら、「中でしてこい」と大声で返した。少女がどうするか、私は結果が怖くて追跡しなかったが、あの親爺は平気で垂れ流しているに違いない。生まれてからずっと。
オリンピックの外国人メダリストが「中でするよ、みんなやってるだろ」とあっけらかんに言うのには驚いた。彼らは何時間も練習するからそんなことになるのだろうか。日本人のトップスイマーはどうなんだろう。
私はトイレが近い方なので、潜ったときは必ずしてしまう。だからドライスーツは持たない。冬の海で身体が凍えていると直ぐに我慢できなくなる。温もりがジワーッと五体を包み込む快感は、それがションベンであることを一瞬許す。しかし、その後すぐに冷たい海水をウエットスーツに取り込んでしっかり排出しておかないと、臭いが染みついて取れなくなる。暖から寒への移ろいも慣れれば楽しめる。
海水浴場では明らかに「中でしている」人を見かけるが、鰯も鯨もしているから全く問題ない。
こんな私ですが、プールでは金輪際したことはない。メダリスト、どうかしてるぜ!