バッハが65歳で没した事を知って、思い出した。
NHKの音楽番組で、バッハ、モーツアルト、ベートーベンの三者のうち「最強の音楽家」は誰かというアンケートを話題にしていた。三者に絞る段階で異論のある人も多いだろうが、ビッグ3と言えばこの3人だろう。
最強の定義は曖昧だが、結局、ただのファン投票ではなかったか。バッハを好きな人が、ベートーベンに投票するほど薄情だとは思えない。
結果はやはり日本人の大好きなベートーベンだった。
ベートーベン押しの人の「バッハは神のために、モーツアルトは貴族のために、ベートーベンは人間(自分?)のために作曲した」という持論が印象的だった。時代がそうだっただけのことと思う。その持論からすればベートーベンは理屈っぽいと言えないか、それに持論そのものが理屈っぽい。
私がよく聴くのはバッハ、次がモーツアルト。ベートーベンはほとんど聴かない、いや聴けない理由が分かった気がした。という自分も理屈っぽい。
バッハ作品のかなりのものが妻マグダレーナの作曲したものだと主張する学者がいる。決定的な根拠はないそうだが、曲風そのものをAIが分析してくれる日が来るかも知れない。
大阪に帰る息子を送ったら夕暮れ時になった。寒かったが、汗をかきたくなかったので5.4キロをゆっくり走った。
しばらく見なかった防災公園に津波避難タワーらしき物が立ち上がっていた。
津波よりも速く、あそこまで年寄りはどうやって行くのか。幸い、きょうは脚の痛みが出なかった。