年賀状を気にしていたせいか、朝方の夢で宛名を書いていた。横から誰かが「青インクが好きなんですね」と言った。手にはボールペンでなく万年筆を持っていた。「コピーの裏にメモするには青がいいのです」と答えて目が覚めた。
抽斗の奥に転がっていた万年筆が使ってくれと言っているような気がした。
水洗いしたらインクは黒だった。スペアは青も黒もあるが、どちらを差すか迷っている。
昔は入学、卒業の祝いには万年筆だった。私も貰った事がある。いまは3色、4色のボールペンがあるが、当時は万年筆に何色を差すかでよく迷った。気分転換に変えたりもした。
井上陽水の「心もよう」は青い便箋に黒インク、あべ静江の「みずいろの手紙」も便箋が水色だからインクは黒だろう。どちらの歌も淋しい。どちらを差しても多分使わないだろうから、綺麗なまま仕舞っておく。
午後、再び日赤病院へ。切除した大腸ポリープは悪性の物でなく、エコー検査の結果も良好だった。「1年後にまた来なさい、予約しますか」と言われて、驚きつつも来年の11月を予約した。
少なくとも1年間は死なないような気がする。