燃料漏れは止まった。やっぱりスポンジに溜まっていた燃料がしたたっていたようだ。
今日は船底の牡蠣やフジツボを落とす作業。あの慎重な溝田師匠の先日の失敗談を教訓に、機材の点検をした。潜水具は、とても古いセットと古いセットを持っているが、どちらもあちこちからエアが漏れていたので、差し替えて使えるようにした。
干潮だった。これは失敗。重い道具一式を背負って水際まで、滑りやすく牡蠣が密生した石積みを降りなければいけない。こんな時に限ってフワフワ眩暈が起こる。へっぴり腰でどうにか転けずに済んだ。
まず防蝕亜鉛を付けるためにプロペラとシャフトを綺麗にした。以前に付けた亜鉛が3個残っていた。スクレーパーで叩いてもしっかりしているのでそのままにして、新しくは取り付けなかった。
あとはひたすら舵、キール、船体の掃除。いつもながら潜水作業はキツイ。もともと少なめだった空気があっいう間に減っていく。半分も終わらないのに右脚がこむら返りを起こして、何回かは直ったが、ついに我慢できないくらい痛くなったので作業を中止した。
ずいぶん昔、プールで泳いでいるとき、25mの中程でこむら返りになった。あと少しだからと泳ぎ続けていたら、痙攣が脚から体幹、腕にまで広がってきた。コースロープがなかったら溺れるところだった。
冬にケンチョピアで潜って同じような作業していたときも、痙攣が全身に広がってきたので、静まるまでしばらくヘドロに横たわっていた。
さるトレイルランナーは、山中で同じような全身症状を起こして1時間ほど動けなくなった、それ以来一人では練習しなくなったそうだ。
こむら返りをなめるな。