旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

愛媛県民総合文化祭に於いて、私達は知事賞を頂きました。

2019-11-23 21:08:41 | お仲間たちと
愛媛県民総合文化祭に於いて、私達は知事賞を頂きました。
本日23日に開催された県民文化祭で表彰を受けました。


連句はチームで作るものです、一人の力ではありません。お茶などのように中世の座の文化を続けていると思われます。
私でなく複数形の私たちへの表彰です。F1の優勝者が言う様に「我々は」と同じだと思います。

今回の私たちの作品です。
 冊子には厳しい批評があります、でも頷けます。なかなか先は長い。その先は有るのかな、宇宙の端と同じかな。

 半歌仙「法師蝉」の巻     二神 重則  捌
 
 移りゆく刻のしるべや法師蝉     二神 重則
  関所の跡を照らす弦月       向井 公子
 むかご飯喜寿の倪を寿ぎて      岡本 千秋
  逃がしてしまふシャッターチャンス 杉山 豚望
 噴水の立ち上がりつつ崩れゆく    小原ちあき
  父の居場所は古き籐椅子      寺岡美千穂
 夢託す火星探査機戻り来ず       ちあき
  うぶな恋して飲めぬ酒酌む   公子
 湯の街に足の触れ合ふ切炬燵   千秋
  座敷童子がひょいと顔出し   公子
 コンビニの深夜営業見直され   美千穂
  遍照院までてくてく歩く   ちあき
 月光を浴びて入港初荷船   豚望
  嫁が君らし齧る荒縄   重則
 悪寒には葛根湯がよく効くと   千秋
  遠き山並揺らすふらここ   重則
 一竹の辻が花愛で花衣   ちあき
  野点の席に挿せる苧環   美千穂

 令和元年八月二十六日 満尾 於 松山市民会館


連句に興味をお持ちなら「愛媛の連句」を見てください。
人の絆が薄くなっている今日、殺伐とした中世を生き抜いた「俳諧」、俳諧の現代版の連句これも一つの解決かなと思います。


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