暑かったシーズンも終わり、戸田にも肌寒い季節がやってきました。今週末には遠漕があります。最後の遠漕ということで過去の私にとっての遠漕を軽く振りかえってみたいと思います。1年目は下っ端なので先輩に笑顔で全区間(約120km)漕ぎなさいと言われるがままに漕ぐこと1日。気がついたら目は血走り、体は鉛のように重たくなり、変わっていく景色を眺めることだけが私の自我を保っていました。2年目は何かしらの手違いや、トラブルなどの不可抗力によって遠漕自体が中止になることを全力で願いました。陸に上がりたい。荒れ狂う川の流れの上で切に願ったことを覚えています。いや、言い方を変えましょう。それしか覚えていません。しかし、いやだいやだと言いながら、終わってみると遠漕は意外といい思い出になっているのです。(あくまで主観により、保証はございません)一年生に遠漕ってどうなんですか、辛いんですか?と聞かれたら私は笑顔でこう答えます。「とりあえず全部漕いでね。」と。