Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

ヨタヨタ、ぴよぴよ

2007-09-09 22:44:34 | エンキョリ
散歩中に思わぬ「ほのぼの」に出くわした。
Duck Pondと呼ばれる水辺にこの親子。

「よいしょ、よいしょ、
いま横断しますから待っててね。」

よく見るとあっちにも。

「僕たち寝てるんだからそぉっと通ってよね。」

さきの横断組は無事に水辺にたどり着いた。

「お母さん、はやくー。」

サイクリングの自転車がビュンビュン走るキャンパスの小道。
ヒヤヒヤするのは見ているこっちのほう。
そんなことはおかまいなしに、
「私たちはここで生きてるのよ。」
足取りはヨタヨタだけれど、
何ものも気にしないその悠然さがゆったりとしていておおらかで、
見てると自然と顔がゆるんじゃう。

ピヨ、ピヨ、ピヨ。
こっちでは散歩が日課です。
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warm early September evening

2007-09-09 04:39:41 | エンキョリ
キャンパス内を散歩していたら、
彼の友人に出会い、誘われるままにスタジアムへ。


Dave Matthewsのチャリティ・コンサートやっていました。
4月にあったあの銃乱射事件もまだまだ記憶に新しいよね。
聴衆は52000人!びっくりです。
この町にこんなに人がいるってことが。

あの事件からだいぶ日が経ちました。
Dave Matthewsはあの事件が起きてすぐに、
報酬はいらないからと、強い希望でVTでのコンサート依頼をしたのだとか。
(彼らはバージニア出身なのだそうです。)
学生・教授は入場料フリー。

彼らの歌はあまり知らないのですが、
タダだからよしとしよう、ということで入ってみました。
あれ以来、この9月が最初の新年度なんだね。
これは在学生や新入生へのエールの意味も込めたコンサートなのだそう。

"How the world has changed, and how we've come together after what has happend..."
歌にのってメッセージがとぶのです。
52000人の歌声ってすごいのです。
52000人のウェーブも。

ひとたびピンチに見舞われた時のアメリカの団結力は強い。
9.11の後、無数の星条旗などが団結の象徴だったように。
この事件に関しては、大学側も対応の甘さを非難されているわけだから、
非はシステムやコミュニティ全体の中にもあったのかもしれない。
「WHY(なぜ)」と、「IF(もし~していたら)」が、
いつまでもくりかえされる事後処理のなか、
この日、この数時間だけは音楽の力を借りて、
みんなが「それでもがんばろう」と1つになっているようでした。

夕暮れ色の空があっという間に蒼色になって、
秋めいた夜風がスタジアムをさっと通り過ぎました。
さわやかな、力強い、夜でした。
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