Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

5年ぶり、京都ひとりで散策日!

2014-09-14 09:20:34 | 日本への帰省
自分の備忘録のために書いてます。日本滞在記つづき:

2014年4月10日(木)
この日は特に予定がなくて、泊まっていた京都のアパヴィラホテルを拠点にひとりで京都観光。ホテルの下に入ってるシアトルズベストコーヒーはよく仕事や勉強、英会話レッスンで使ったカフェで思い出の場所。

この日は午前中に産婦人科へ行っておきたかったので、適当にドクターを見つけてふらりと産婦人科へ。日本に来て、京都に来てまでそんなところに行かなくても、、、という感じなのだけど、アメリカではふらりと医者へは行けません。アポをとろうとすると1ヶ月以上先になるし、コストも相当かかる。日本なら保険証さえあれば飛び込みで診察してもらえるの、本当にありがたいシステム。残りの滞在日数を考えるとこの日しか行けるチャンスがなかったので、気軽にいけるのだから行っておこうという感じ。

たまたま見つけた松本クリニックにて、前々から気になっていたことを検査してもらい、結果が出るのに1週間というので、アメリカに戻ってからSkype電話で聞くということに。検査を終えて、気持ちもスッキリ。


この日、移動の手段はひとりで気楽なので京都みやび屋さんでレンタルサイクル。ママチャリ、1日800円。安いなぁ!!サンフランシスコだと1日借りると最低ランクでも3500円以上はするのに(まぁ全てギア付き自転車だけど)。

借りるときお店の人が「京都はこうみえて坂が多いですよ、ギア付きにアップグレードしなくて大丈夫?」と言っていた。何をおっしゃる、サンフランシスコのアップダウンに比べたら京都なんて真っ平ら、ママチャリでじゅうぶんでございます。。


まずは職場の同僚との約束を果たすため、伏見稲荷大社へ行く。約束とは、ここ数年仲間内でやってることで、職場でつくっているオリジナルTシャツを着て、世界各国で記念撮影をするというもの(以前、ペルーに行った時も撮ってきた)。京都らしい場所を選ぼうと思って、真っ先に思いついたのが伏見稲荷の千本鳥居、というわけ。

さぁ、これで約束を果たしたよ、どうでしょう。
(帰ってから同僚達に見せたら Ohhhh! You take this challenge very seriously!って。今までロシア、イタリア、サウジアラビア、トルコ、タンザニア、イラン、etc.. いろいろ同僚達が撮ってきてるので、そこにJapanも加わってよかったよかった)


一気に竹田街道を北上して高野川の近くへ出る。祇園のほうへ行って、アメリカで恋いこがれた京都甘味処ぎをん小森へ。このお店、有名な人気店だけれどいつきてもその佇まいにうっとり。ガラガラと引き戸をひくと、畳の廊下が奥まで続いてるんだけど、両脇にぼんぼり灯りがポン、ポン、と置いてあって幻想的。


白玉あんみつとお抹茶。こういうのが夢だったの、笑。満足。

その後また自転車で北上。北白川のほうまで。ここでもまたカフェ休憩。この界隈で昔好きだったお店、猫町か、そうげんカフェかで迷って、今回はお腹すいてないのでそうげんカフェでお茶することに。


その変わってなさにほっとする。ここ造形芸大の前なので、学生の憩いの場だろうなぁ。白を基調にしたインテリア、植物とのバランスも抜群によくて癒される空間。家具、小物、水入れ、陶器、ほんとうにひとつひとつセンスよくてまたうっとり。


カフェオレボールでソイラテをいただきました。自転車のつかれを癒しつつ、ゆっくり時間を満喫。今日は誰に気兼ねするでもないひとり旅の気分で。


さらに足をのばして詩仙堂へ。夫婦の二人旅の後ろ姿がなんとなく素敵。昔、両親とここに来たことを思い出す。


こういう木の表情がツボ。なんだろうねぇ、アメリカでは見ないね。


門入ったところの椿がちょうど見頃でした。


石川丈山のお庭、廊下の木の感じ、アメリカに暮らしていると見ないものばかり。心の中ぽっかり穴の空いてたところ、この風景が満たしてくれる。あまり人もいなかったので畳に座ってだいぶくつろぎました。


そうそう乙女の夢の本屋さん、恵文社にも寄らなくちゃ。


セレクト本屋さんで文学少女気分にひたった後は、一気にオヤジモード(笑)。ぶーんと南にくだって、夕方お腹がすいてきた頃、横綱ラーメンも食べてきました。京都においしいラーメン屋さんはいくらでもあるのに、なぜかここ。学生時代の思い出のラーメン屋さん。ネギはいくらでもどうぞ、のホスピタリティあいかわらず。

たのしかった!新しい開拓とかしなかったけれど、昔と同じ場所をぐるぐる廻るだけの1日だったけれど、すごくたのしかった。だいぶ昔に自分の脳に保存したままの情報、取り出すのに時間がかかったりしたけど、今回の旅はよい上書き保存にもなった。「変わってない。よし、変わってない。OK!」とひとつひとつ、私の心の中にある京都のかけらを確認してまわる1日、そんな日でした。

自転車でまわりながら、考えた。
「サンフランシスコは私の中の京都みたいになりうるだろうか」
今のサンフランシスコでの仕事や生活も、いつか京都みたいに愛着とノスタルジアにかられながら懐古する日がくるのだろうか。まだ、そこまでいってないなぁ、好きだけど。これからサンフランシスコもそういう街にしていかないとね、京都はここにずっとあるのだから。
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