こんばんは、しのです
おかげさまでトークサロンは満員となりましたありがとうございます!!!
キャンセル待ちも出たので、定員を増やしました。あと3名さままで入れますよろしければ、ぜひ
さて
今日はみなさんにおススメしたい音楽を、ちょっとだけご紹介します
さかのぼること去年の10月ごろ。私はビニールハウスの数年に一度の張替作業で、くたくたでした。
世間には業者さんに頼む豪農もいらっしゃると聞きますが、経費削減のため、うちでは手作業で行います。
それはいわば巨大なサランラップをカットして鉄骨にかぶせ、専用の金具で一枚ずつはめ込む作業。
もちろん、ハウスの屋根の上に登ってやるのです。
当時は10月なのに残暑が厳しく、暑くて足元は不安定だし、ビニールは重いし気を抜いたら大けがしかねないから家族もピリピリ、すぐケンカになっちゃうし。
わたしは仕事が終わっても気が抜けなくなっていて…。
家にいても無意識にいつも体のどこかが緊張し、力が入り、何もなくても手はこぶしをにぎっているようになっていました。
体の疲れよりも、頭の疲れがずっとこたえて、ぐったり。片頭痛もするし
あるときそんな自分に
「これはイカン!!」
「家の時間を充実せねば!!」と図書館に走り、
借りてきたのがこの音楽です
(画像はamazonからお借りしました)
イングリット・フジコ・ヘミングさんのアルバム「トロイメライ」
これを選んだのは、私の好きな美輪明宏さんのご本に書いてあった「ショパン ピアノ協奏曲 第2楽章」が入っていたから。
クラシックって、誰の作品であっても第1楽章から第4楽章まで、それぞれに早い、激しい、ゆったりした、などと
色が決まっているのですね。私、知りませんでした
美輪さまいわく、
疲れた時は、ゆったりした第2楽章を選ぶとよいそうです
さておき。
車で30分の図書館で借りて帰ってきて、よろよろとCDをプレーヤーにかけ、「ショパン ピアノ協奏曲 第2楽章」を選曲。
再生したとたん…衝撃!
「あ、明宏ありがとう…!!!!!」とつぶやかずにはいられませんでした。(思いがほとばしってついお名前をよびすてにスミマセン)
なんていうんでしょう。
この曲、上のほうからキラキラと金色の光のつぶがおりてくるような音楽なのです。
ゆったりと、大きく息をはくような早さの弦楽器のあとに、ピアノの音が、キラキラキラ…
それから小川が流れ、小鳥がやってきて…たくさん周りに集まり、さえずりで涙をぬぐってくれるような。
まるで空間を変えてしまうのです。
涙が出ました。でも辛い涙ではなくて
じんわりと体をほぐし、心がかるくなる涙でした
短い曲を何度も何度も繰り返し、お風呂でも聞き(これまた最高です)
その夜はぐっすりと眠れ、やがて体のこわばりもなくなりました。
それはそれは大好きになったこの曲
とげとげしたり固くなった心をひたすらやわらかく包んで、どこまでもやさしくほぐしてくれるので、
ひそかに「天女の音楽」と呼んでいます。
他の収録曲もすばらしいのですが、ちょっとでも感情を揺さぶられたり、メランコリーな気持ちにひたりたくないときはやっぱり上記がいちばん
疲れた時はぜひ一度、聞いてみてほしいです
(私は異様な細かさのなかに柔らかさがあるような気がしてフジコ・ヘミングさんを気に入っていますが、
この人でなければ!というのではないので、お好みのピアニストでどうぞ)
ちやこちゃんは詳しそうですね
おススメがあったら聞いてみたいな
おススメはもう一つあるのですが、また次回に