ゆうこ 「町でうわさの天狗の子」岩本ナオ
切迫流産で入院&自宅安静していたときに、夫が大量に差し入れてくれたマンガのセット本の中のひとつです。
緑峰山の天狗を父に持つ、天狗と人間のハーフの秋姫。心は乙女だけど、天狗の血のせいか怪力で大食い。
幼馴染の瞬ちゃんは、人間ながら天狗になるために、日々お山で修行に励んでいます。
秋姫とお山のけんぞく神達が、町の人たちとゆるーく共存している緑峰町、素敵です。
天狗あり、妖怪あり、鬼あり・・・でも秋姫たちの学校生活は続き、友情も深まっていきます。
私的にはこのマンガのゆるーい、ほのぼのした空気感がたまらなく好きです。
人間も神様も人間以外の者も、みんな共存していて、マンガで表すザ・青春日本版ファンタジーといったところですが、登場人物たちの会話がいちいち面白くてツボにはまるのです。
そして出てくる人出てくる人、みんなしっかりキャラが立っている!
(脇役のやっていることや言っていることが、いちいちさりげなく面白くて、マンガを読みながらずっとにやにやしています。)
登場人物たちは高校生なのですが、読んでいると子どもの時のような純粋な、熱い気持ちが呼び覚まされる気がします。
12巻で完結ですが、12巻では私大泣き。ちなみに夫も泣いていました
ぜひ、このへんてこファンタジーの世界にどっぷりつかってみてください。そしてお気に入りのキャラを見つけてください
(私は、いかしたちょんまげ頭の金田一さんが好きです)