印度嫁入り日記

徒然なるままに日々をレポートします

もやもや

2014-10-13 | 療育の話@ハノイ

ある人から「発達障害の治療には食事療法とデトックス」と言われました。

食事療法とは小麦と乳製品を除去するGFCF(グルテン・カゼイン除去食事法)。

大豆もだめだとか言ってたな~。

デトックスは水銀などの重金属を排出するキレーションのことだと思われます。

(ちなみに自閉症が予防接種に含まれる水銀が原因という説は誤りだったと訂正されています。)

その人のお子様も発達障害。

子供のためなら私は何でもするわ!と子供思いのよいお母さんです。

ホメオパシーの先生のところにも行きはじめたとのこと。

日本のクロレラがいいということで、

結構高価なクロレラを買ってきて子供に飲ませたいから

日本語の説明書を読んで欲しいと言われました。

熱意には脱帽。

 

直球先生のことは「食事療法など発達障害が治る方法を知っているのに隠し無知な人を金儲けのために騙している」とばっさり。

「あなたも騙されないで」と心配され

「インターネットで『自閉症、完治』で調べたら食事療法などについて書いてあるから」

と本気でアドバイスされました。

そんなキーワードで検索してるの?

ダメだよ~。自ら罠に入ってるよ~と心の中で思いつつ。。。

「うちの子は食事を変えて最近言葉を話し出したの!」と熱弁。

「I belive in GFCF。(グルテンフリー食事法を信じてるの)!」ともはや宗教の域。

信仰は自由ですからね。汗

「うちの子の大切な時間を無駄にしたくないの(=インチキ先生の療育)」だそうで。

彼女の盲目的な傾倒ぶりに違和感を感じつつ

もし本当に効果があるならそれをしていないことは自分の勉強不足なんじゃないかとも思ったりして

モヤモヤ~。

 

大概、「自閉症が治る!」と言い切っているのは代替医療のサイト。

なんだかんだ言いながらも、自閉症が治ればどれだけいいかと親ならみんな思うだろうけど。

そんな気持ちを利用して高いサプリメントを売っているような気もしないでもない。

私が参考にしている自閉症児パパの大御所サイトにも

そういう商売には気をつけよう的なことがいろんな記事の中に強調されて書かれています。

 

確かに自閉症には便秘や下痢の子が多いらしい。

ブログなどを読んでみると

自閉症&川崎病や急性胃腸炎経験者が結構いるみたい。

そういえば、ムスコ君が川崎病になる前って、

粉ミルクから牛乳に切り替え牛乳1リットルくらい飲んでたな~。

もしかしてあれって乳製品アレルギーによる拒否反応だったのかも。

とちょっと気持ちが揺らいだり。

思い当たることがないわけじゃないけど、

便秘になった1年前までは快腸だったし、

食事は特に変えてないけど、

最近おしゃべりも出来るようになってきたし

今までやってきた療育だけでかなり成長してるよね。

 

特定の食べ物を除去する食事療法は

それだけ栄養が偏ります。

定期的な検査などの医師の指導なしにするのは危ないし、

アレルギーかどうか調べもせずに特定の食べ物を除去するのは勇み足じゃないかと。

すでに偏食のテレタビ氏にさらに食べさせないものができるのは

単純に大変。

しかも好物がダメとは厳しい。(完全除去じゃないとダメらしいから)

食事療法で偏った栄養をサプリメントで補うのにもちょっと違和感。

テレタビ氏がサプリメントをちゃんと飲むのかという疑問。

母は自信ないよ~。

だいたいそのサプリメントが体に良い物かどうかも疑問だったりして。

 

医療最先端のアメリカではそういう治療も結構行われているようで、

山のような食事制限に山のようなサプリメントの人のブログを見て

わぉ~すごすぎ~と引きつつ

そういう治療ってやっぱり必要なのかな~と思ったり。

「自閉症は脳の機能的な働きの違い」という定説が覆され

「腸の(アレルギーなどによる)消化不良が原因で発生する悪い物質が脳に悪影響を与えた結果自閉症になる」

ということになっているらしい。

考え方が新し過ぎて一般に認識されていないだけなのか、

一部の人の思い込みなのか。

 

どっちにしても信頼できる医師と

裏付けるアレルギー検査なしに実行することはよくないでしょう。

どちらもない今は考えたって仕方ないことなので

療育一筋でがんばります。

モヤモヤは残りますが、ちょっとすっきり。

明日もインチキ先生(笑)の療育行ってきます~。

コメント (4)
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