印度嫁入り日記

徒然なるままに日々をレポートします

ステップ0:ペチコートとブラウス

2022-11-07 | ゼロから学ぶサリー着付け講座
今回はこちらのサリーを使います。


サリーは一枚の布というイメージですが
実は中に肌襦袢に相当するものを着ています。

頭隠して腹隠さず。
お恥ずかしながら
サリーを着る前はこんな感じ。


ブラウスとペチコートを着ています。

ペチコート:
透ける素材の場合は特に
サリーとできるだけ近い色。
サリーが透けない素材の場合は
なんでもオッケーですが
ベージュや黒
もしくは裾の色に近い色を合わせます。

ペチコートは
1、サリーの透けをカバーする
2、サリーを折り込むための腰紐
3、サリーの形を作る

役割があります。

昔ながらの方は
フリーサイズのコットンペチコートが主流


着膨れする
ストレッチ性がない
余分な生地が邪魔

なので
サリー着付け好きな人の間では
フィットするストレッチ生地が
流行ってきています。

ガードルのような補正下着ペチコートもありますが
着にくそうなのと
通気性がなさそうなので
おすすめしません。

大手サリー屋さんでは
サリーに合ったオーダーメイドのペチコートを
お仕立てしてくれるところもあります。

ブラウス:
共布でお仕立てするのが一般的。
サリーにブラウス生地が付いてないとか
サイズアウトしてブラウスが着れない。
おしゃれとして流行りのブラウスなどを
コーディネートしたい時など
既製品を買ったり
別に生地を買ってお仕立てすることもあります。

ブラウスの注意点としては
ピッタリフィットでなければならない。こと

外国人の方で
普通のトップス感覚で
余裕を持ったサイズ感で
お仕立てしてる人を見かけますが
よろしくありません。

水着やキャミブラを
ゆるゆるで着ないのと同じ感覚と
思ってた方がよいです。

調べたわけではないけど
ブラウスは元々は
ブラジャー的な意味もあったものだと思います。
なのでピッタリ着るのが正解。
ゆるゆるよりは
肉がはみ出すくらいの勢いのほうがまだマシ。

ちなみにお仕立てでも
既製品でも(良心的なメーカーは)
マチが5センチくらいあり
いくつも縫い目があって
太るたびに一本づつ外して
サイズ調整ができるようになってます。

お仕立てでも
いろんな箇所を測ってる割に
一回でピッタリフィットするのは
難しいことが多いです。

既製品のブラウスは
背中がざっくり開いてるのが多く
最近はパッド入りも多く
キャミブラならぬ
ブラウスブラジャー。
まさしくブラブラです😂

ちなみに

二の腕が気になる場合は
長めの袖にすると良いそうです。
もちろん袖もジャストフィット
透け感のある生地で
フワッとさせるデザインの袖も
現代的なデザインとして
流行りつつあります。

前開きと後ろ開き、横チャックとあります。
前開きが主流でしたが
最近はいろんな着方が出来る
後ろ開きも人気です。
パッド入りの場合は
後ろ開きで背中が開いてるデザインが多いです。
横チャックは
サイズ調整が難しいので注意。






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ステップ0:サリー部位の名称

2022-11-07 | ゼロから学ぶサリー着付け講座
ステップ0:部位の名前
こちらのサリーを例に使います。



ボーダー:多くのサリーの上下の部分にある
別の色のアクセントになる部分
このサリーの場合、
ボーダーはえんじ色の部分です。

太さはさまざま、
レースや別生地、刺繍やスパンコールで飾られるものもあります。

モダンなデザインのサリーには
ボーダーがないものもあります。

背の低い人はボーダーは細い方がよいらしい。

平置きの状態


パルー:鳥の柄が入っている部分
ここが巻き終わりの部分で
多くのサリーはパルーに華やかな柄のデザインがあります。

サリーの裾の裏側


フォール:
巻き始めから1メートル程
ボーダーの裏側に
フォールというあて布を
お仕立て屋さんに付けてもらいます。
生地を守るため、
重さをつけてサリーがヒラヒラしすぎないための
落ち感(故にフォール)を出すものだと思います。
インド人の発音ではファルと聞こえることもあります。

この前いただいたサリーは
まだお仕立て前👇


ピコ:
サリーを買って着る前に
必ずしないといけない処理として
フォールとピコ処理がセットであります。

ピコはパルーの逆側
つまり
巻き始めの部分のほつれ処理になります。

サリーの多くは
巻き始め(又は巻き終わり)の部分が
ブラウスの共布として
お仕立てできるように
長めに作られています。
なので、
サリーを買ったらまずお仕立て屋さんに

共布でのブラウスお仕立て
フォール(あて布縫い付け)
ピコ(端処理)

をセットでお願いすることになります。

ブラウス用共布ありのサリーは
running blouseと記載されています。

コントラストカラー(サリーとは真逆の色)のブラウスの場合は
共布ではなくて
別布がセットになっていることもあります。

プリーツをたくさん作りたい人は
敢えてブラウス用の部分も切らずに
長めに着る人もいます。

ちなみにサリーの端っこの
生地が薄くなっている部分は
機織り機で織ったからできる
縦糸が挟まれていた部分なのではないかと思います。



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