ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

痛みをわかちあうこと

2009-09-01 23:23:47 | Weblog
今日、2つ訃報が届いた。

誰かの痛みに向き合うということは、
その人の痛みを、自分でも経験する、引き受けるということだと思う。

だから、私は自分に近い痛みであればあるほど、
口に出すことや、表情に出すことができない。

他人に私の痛みを引き受けさせるのは申し訳ないし、
やはり、周囲の人には、私と話をすることによって、
一緒にいることによって、不安や不幸よりも
幸せを感じて欲しいと思うから。

今日、受け取った訃報は、近いけど、家族ほど近くはない。
でも、やはり胸が詰まった。

訃報を受け取ってすぐ、いろいろと考えて、
少し冷静になって、そして知らせてくれた友人に電話をした。
その訃報に接し、同じように困惑していた友人の声を聞いたら、
私も、後から後から涙があふれてきた。

わかちあえる痛みもあることを知った。

そして、本気で仕事をしないと、
先に逝ったあの人に、後であわせる顔がないだろうと思った。