少し前まで、夕焼けが似合うのはお台場のガンダムだった。
昨日上海から帰って来たとき、ちょうどきれいな夕焼けが見えていた。
東京は空気がきたなくて、空もあまりきれいではないと言われるけれど、
それでも夕焼けがとてもきれいに見えて、特に、道路を照らす街頭が映えていた。
16年前、北京の1年間の留学から帰国したとき、
日本はなんてもったいないくらいに明るいんだろう、と思った。
駅も、ビルの中も、すべて明るすぎる。
電気がもったいないくらいに明るくて、数も多くて、
目を刺すようで、とても居心地が悪い。
テレビをつけると、別に公共の電波で流す必要がないように思える、
時間をつぶすためのような番組があふれていて、
ゆたか、というよりも、無駄が多いと感じた。
いま、同じように海外から帰国した時、
やはりまず感じるのは、日本の夜は明るいということ。
そして、いろいろなものが「まっすぐだ」と感じる。
道路の手すりや、街頭の柱、建物の屋根や看板の位置。
車の軌道もそうだ。
すべてが、ほんの少し緊張を保ちながら、整然と並んでいる。
夕焼けの中、いろいろなものがシルエットとなり、
それが、何ともいえない美しい直線を描いていた。
これが、日本なんだなあ、と思う瞬間。
そして、この先もずっと日本に住んでいたいと思う。
昔は、海外で暮らすことにも興味があったし、
できるような気がしていたけれど、いまは、もう無理だと思う。
夕焼けの時間、ふっと灯されるネオンの明かりが、私の故郷。
昨日上海から帰って来たとき、ちょうどきれいな夕焼けが見えていた。
東京は空気がきたなくて、空もあまりきれいではないと言われるけれど、
それでも夕焼けがとてもきれいに見えて、特に、道路を照らす街頭が映えていた。
16年前、北京の1年間の留学から帰国したとき、
日本はなんてもったいないくらいに明るいんだろう、と思った。
駅も、ビルの中も、すべて明るすぎる。
電気がもったいないくらいに明るくて、数も多くて、
目を刺すようで、とても居心地が悪い。
テレビをつけると、別に公共の電波で流す必要がないように思える、
時間をつぶすためのような番組があふれていて、
ゆたか、というよりも、無駄が多いと感じた。
いま、同じように海外から帰国した時、
やはりまず感じるのは、日本の夜は明るいということ。
そして、いろいろなものが「まっすぐだ」と感じる。
道路の手すりや、街頭の柱、建物の屋根や看板の位置。
車の軌道もそうだ。
すべてが、ほんの少し緊張を保ちながら、整然と並んでいる。
夕焼けの中、いろいろなものがシルエットとなり、
それが、何ともいえない美しい直線を描いていた。
これが、日本なんだなあ、と思う瞬間。
そして、この先もずっと日本に住んでいたいと思う。
昔は、海外で暮らすことにも興味があったし、
できるような気がしていたけれど、いまは、もう無理だと思う。
夕焼けの時間、ふっと灯されるネオンの明かりが、私の故郷。