ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

太陽の色

2009-09-06 00:04:39 | Weblog
サッカー代表の試合を見ていて思い出した。

幼稚園のころ、お絵描きの時間があった。
私は、太陽の色は「白」だと思ったので、
白い画用紙に、直径3センチくらいの円を丸く残して、周囲を青色で塗った。

でも、ほかがクレヨンで、べったり塗られているのに、
太陽の部分だけ、なんだか味気ない。
太陽は「存在感」があるべきものだし。

そう思った私は黄色を薄く塗ろうとした。
クリーム色に近い色なら、いいだろうと思ったから。

そうしたら、幼稚園の先生に、
「太陽がなぜ赤色でないの? 太陽は赤でしょう」と言われた。
すごくショックだった。

どうがんばっても、太陽は赤く見えない。
本気で自分が色盲だと思った。
でも、それを知ったら親が悲しむと思ったから、
自分が色盲だと、母には言えなかった。
そして、猛烈に自信をなくし、それからお絵描きの時間が大嫌いになった。

学校などで行う色覚検査で、色弱と出たことはないから、
きっと、問題はないのだと思うけど、
私はやはり、色に関しては、根本的に自信がない。

日本人が太陽を赤く描くのは、日の丸が赤いからなんだよね。
ただ、それだけのことなんだよね。きっと。

サッカー日本代表のいまのユニフォームは、
あまり強く見えないデザインだと思う。
なんとなく。

ここ数日、情緒不安定な理由は、活字欠乏症だと思ったので、
全6巻の大著「収容所群島」のうち、今日は、3巻と4巻を読んだ。
そうしたら、活字なんて見たくないくらい、お腹いっぱいになった。