ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

祝詞

2009-09-03 21:08:18 | Weblog
出雲大社で祝詞を聞いた。

西洋音楽とは違った音階で、徐々に高くなっていく祝詞の声。
しびれた。

日本の神話はほとんど知らない。
しきたりも、まったくわからない。
ただ、以前、高橋克彦さんの小説『竜の柩』を読んだおかげで、
「なるほど~、このあたりを小説のヒントにしているのかな」と思いながら、
境内や、隣接の博物館を見て歩いた。

大社は、すごく空気が透明だった。
だから、神さまがいらっしゃるとしたら、重さも色もなにもない。
ただただ、澄んでいるものなんじゃないかと思った。

本殿が工事中で見られなかったけど、
あの空気に包まれただけで、大満足。

いやあ、島根に住みたい。
食べ物もぜんぶ美味しい。
肉、魚、お米、おそば、地酒、すべて美味しかった。
そして、自然が美しく、言葉を交わした人は、みな穏やかでいい感じだった。

マジメに、田舎に移住する計画でもたてようか。