他二篇(『摂理について』『賢者の恒心について』を併録)、セネカ著、兼利琢也訳、岩波文庫。
怒っていた時間を後で振り返ると、
無駄なことをしてしまったなあ・・・、とよく思う。
だから、なんとか「怒ってしまう自分」をコントロールできるようになりたい。
そのヒントがあるかもしれないと思って、読んでみた。
著者のセネカは、およそ2000年前のローマの哲学者。
生きた時代も社会も土地も、ぜんぜん違うけど、人は変わらない。
怒りが起こって来たら、まず保留にしてみる、と。
よくよく考えてみなさい。じきに死ぬ運命なのだから穏やかに、と。
そりゃ、そんなふうに達観できれば苦労はないさ、と突っ込みつつも考えてみる。
そもそも、頭でコントロールできないから「怒り」なのだと思う。
そして、私のなかで「怒り」がやってくるとき、
対象への単なる怒りではなく、コンプレックスや隣人へのねたみや、
なんだかんだと、いろんな負の感情が瞬時にミックスされて爆発している。
どうして、私にばかりこんなイヤなことが起こるの!
というのが、怒りのもとのようだ。
こうなると、「怒りについて」という本ではなく、
もっと違う切り口の本も読んでみるべきだろうと思って、
読み終えたいま、また仏教の本に戻っている。
最近「嫉妬」というものを、よく考える。
「女」という字がくどいくらいについた熟語だ。
他人は、自分よりもラッキーに見える。
だから、「どうして私だけ」となる。
ポジティブな人って、どんな人なんだろう。
怒っていた時間を後で振り返ると、
無駄なことをしてしまったなあ・・・、とよく思う。
だから、なんとか「怒ってしまう自分」をコントロールできるようになりたい。
そのヒントがあるかもしれないと思って、読んでみた。
著者のセネカは、およそ2000年前のローマの哲学者。
生きた時代も社会も土地も、ぜんぜん違うけど、人は変わらない。
怒りが起こって来たら、まず保留にしてみる、と。
よくよく考えてみなさい。じきに死ぬ運命なのだから穏やかに、と。
そりゃ、そんなふうに達観できれば苦労はないさ、と突っ込みつつも考えてみる。
そもそも、頭でコントロールできないから「怒り」なのだと思う。
そして、私のなかで「怒り」がやってくるとき、
対象への単なる怒りではなく、コンプレックスや隣人へのねたみや、
なんだかんだと、いろんな負の感情が瞬時にミックスされて爆発している。
どうして、私にばかりこんなイヤなことが起こるの!
というのが、怒りのもとのようだ。
こうなると、「怒りについて」という本ではなく、
もっと違う切り口の本も読んでみるべきだろうと思って、
読み終えたいま、また仏教の本に戻っている。
最近「嫉妬」というものを、よく考える。
「女」という字がくどいくらいについた熟語だ。
他人は、自分よりもラッキーに見える。
だから、「どうして私だけ」となる。
ポジティブな人って、どんな人なんだろう。