「アーティストだから、しょうがないさ」という気持ちで受け止めている親戚がいる。
父の一番下の弟の奥さん。
この人と話をしているとき、話が通じているように感じるのは気のせいで、
いつもお互いにまったく違う絵を頭の中に描いているんだ、と思う。
美大を出ている。感性で仕事をして成功した。
いろいろと彼女には「アーティスト」要素があると思う。
それに比べて、私は本当に凡人だ。
先週、夜、ほとんど初めてと言ってもいい。突然携帯に電話がかかってきた。
「いま外で打合せ中です」と言うと、「じゃ、手短に。住所を教えて」と。
そして次に、「ハガキを出すから」と続く。
私の住所は30年以上変わっていないけど、
彼女と叔父が結婚してからは、両親が離婚したせいもあって没交渉だったから、
まあ、知らなかったのだろう。この質問はしょうがない。
ただ、その次に続いたのは・・・、
うちの父の三回忌もあるから、従弟と相談して食事会を開くことに決めたので、
招待状を送る、という話だった。
しかも日時が決まっている。電話をもらった約1週間後。
急だし、連休のまっただ中だ。
ん? うちの父の三回忌なんだよねえ。
なぜ私のスケジュールを最初に聞いてくれなかったのだろう。
ちなみに、父とその夫婦が仲良しだったかと言うと、決してそんなことはない。
父は離婚後自信をなくしたのか、親戚とは没交渉気味だった。
すぐ下の弟とはたまに連絡をとっていたみたいだけど、
彼らとは会っていなかったし、そもそも彼らはお葬式にも納骨にも来てくれなかった。
なんだか、面倒な気配を感じたので、
名前が出て来た従弟に電話をすると、「先日、お嫁さんを紹介しに行ったんだよね。
そのときに、みんなで昼飯でも食べようという話になって、
いつがヒマかと聞かれたから、答えただけだけど。確かに三回忌だねえ、とは言っていたよ」と。
そして、ハガキが届いた。
亡きうちの父は主役格だけど、口実として書かれている。
そして、従弟と相談して、でも勝手に当方で決めた、と書いてあった。
場所は、どうやら彼女たちの大豪邸らしい。
「TELちょうだいね」と手書きでそえてもあった。
父の他の兄弟たちに電話をしてみた。
彼らは、弟の奥さんと絶縁状態だ。
「う~ん、きっとまあ、あまり面倒な話でもないと思うんだよね。
兄貴の三回忌と書いてあるのに、娘の名前が入ってないからさあ、
まあ、いつものことかなあ、とねえ」と大笑い。
まあ、笑うしかないさ。
というか、何がしたいのさ。
普通に「昼食会」と誘ってくれたのだったら、行ったかもしれない。
2年ほど前に、あの夫婦とは大げんかをしたけど、まあ仲直りしたかもしれない。
でも、口実として父の名を使うのなら、もうちょっと・・・、やり方ってのがあるんじゃない?
と、言いたい。
で、私も性格的に融通がきくタイプではないので、
今回はかかわり合うのをやめた。やっぱり面倒くさそうだし。
「先約があって行けない」とでも手紙を出しておこう。
きっと当日、「なんであの人は、私たちがこんなに好意を示しているのに、
通じないのかしら」とかなんとか、言われるんだろう。
もしくは、まったく無視か。
無視しててくれ。これまでのように。
父の一番下の弟の奥さん。
この人と話をしているとき、話が通じているように感じるのは気のせいで、
いつもお互いにまったく違う絵を頭の中に描いているんだ、と思う。
美大を出ている。感性で仕事をして成功した。
いろいろと彼女には「アーティスト」要素があると思う。
それに比べて、私は本当に凡人だ。
先週、夜、ほとんど初めてと言ってもいい。突然携帯に電話がかかってきた。
「いま外で打合せ中です」と言うと、「じゃ、手短に。住所を教えて」と。
そして次に、「ハガキを出すから」と続く。
私の住所は30年以上変わっていないけど、
彼女と叔父が結婚してからは、両親が離婚したせいもあって没交渉だったから、
まあ、知らなかったのだろう。この質問はしょうがない。
ただ、その次に続いたのは・・・、
うちの父の三回忌もあるから、従弟と相談して食事会を開くことに決めたので、
招待状を送る、という話だった。
しかも日時が決まっている。電話をもらった約1週間後。
急だし、連休のまっただ中だ。
ん? うちの父の三回忌なんだよねえ。
なぜ私のスケジュールを最初に聞いてくれなかったのだろう。
ちなみに、父とその夫婦が仲良しだったかと言うと、決してそんなことはない。
父は離婚後自信をなくしたのか、親戚とは没交渉気味だった。
すぐ下の弟とはたまに連絡をとっていたみたいだけど、
彼らとは会っていなかったし、そもそも彼らはお葬式にも納骨にも来てくれなかった。
なんだか、面倒な気配を感じたので、
名前が出て来た従弟に電話をすると、「先日、お嫁さんを紹介しに行ったんだよね。
そのときに、みんなで昼飯でも食べようという話になって、
いつがヒマかと聞かれたから、答えただけだけど。確かに三回忌だねえ、とは言っていたよ」と。
そして、ハガキが届いた。
亡きうちの父は主役格だけど、口実として書かれている。
そして、従弟と相談して、でも勝手に当方で決めた、と書いてあった。
場所は、どうやら彼女たちの大豪邸らしい。
「TELちょうだいね」と手書きでそえてもあった。
父の他の兄弟たちに電話をしてみた。
彼らは、弟の奥さんと絶縁状態だ。
「う~ん、きっとまあ、あまり面倒な話でもないと思うんだよね。
兄貴の三回忌と書いてあるのに、娘の名前が入ってないからさあ、
まあ、いつものことかなあ、とねえ」と大笑い。
まあ、笑うしかないさ。
というか、何がしたいのさ。
普通に「昼食会」と誘ってくれたのだったら、行ったかもしれない。
2年ほど前に、あの夫婦とは大げんかをしたけど、まあ仲直りしたかもしれない。
でも、口実として父の名を使うのなら、もうちょっと・・・、やり方ってのがあるんじゃない?
と、言いたい。
で、私も性格的に融通がきくタイプではないので、
今回はかかわり合うのをやめた。やっぱり面倒くさそうだし。
「先約があって行けない」とでも手紙を出しておこう。
きっと当日、「なんであの人は、私たちがこんなに好意を示しているのに、
通じないのかしら」とかなんとか、言われるんだろう。
もしくは、まったく無視か。
無視しててくれ。これまでのように。