ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

中国のホテル

2009-09-09 21:39:59 | Weblog
会社の同僚から、「今度泊まる上海のホテルは普通?」と聞かれた。

「普通」って、いったいどのレベル?
ここ数年、中国の都市部に行く場合、あまりホテルの設備は気にならなくなった。
十分、レベルが上がったと思うので、とても新鮮な問いだった。

その人は、5年くらい前に初めて北京へ行ったのだけど、
どうやらそのときに宿泊したホテルの印象が強く残っているらしい。

そのホテルがどんなだったのか、詳しく聞いてみた。
・部屋の電話が通じない。
・空調の調節がまったくできない。
・フロントは英語がほとんど通じない。
・お風呂場で出てくるお湯が赤い。
・お風呂や洗面台の水量が安定しない。
・壁が薄くて、隣の部屋のテレビの音が聞こえる。
・お布団に独特のにおいがついている。
・もちろんインターネットは通じない。

いやあ、久しぶりに聞いた。
私の感覚で回答すると、「ああ、中国では普通のレベルですね」となるのだけど、
きっと、日本の中堅ビジネスホテルの設備やサービスを求めているのだなあ、
と思ったので、今度泊まる上海のホテルのパンフレットを見てみた。

パンフによるとかなりいいホテルのようで、部屋の写真は美しかった。
部屋にインターネット回線も来ている。
まあ、中国の場合、頻繁に回線が途切れるので、
ネット環境が快適かどうかまではわからないけど、
日本のちょっといいビジネスホテルみたいな雰囲気だった。

そして、プールもあるらしい。
同僚が「あ、水着を持って行こう」と言っていたので、
思わず「え、中国のプールで泳ぐんですか。勇気ありますね」と言ってしまった。
そうしたら、愕然とした顔で、じっと見つめられた。

だって、この反応は当然・・・じゃないか、な。

そのあと、でも上海は大都市だし、ホテルのプールだし、
きっと、いまは衛生的で大丈夫なんだよな、と、思い直した。

でも、私が中国のプールで泳ぐ気になれるのは、
きっとまだまだ何年も先だと思う。
あと、もう一つ断ったこと。
もし、中国の遊園地に行くことがあったとしても、
決してジェットコースターには乗りたくないと思っている。

謝るということ

2009-09-09 00:34:30 | Weblog
最近思う。
社会的な地位があがって、他人に謝らなくてもすむようになると、人はダメになる。

一般的な会社で、対外的に頭を下げることができる人、
部下に感謝ができる人は、みんなから好かれる。
いっぽう威張ってしまう人は、当然好かれない。

でも、いま威張ってしまう人も、ぺーぺーだったころは、
きっちり、すっぱり謝ることができた、ということもある。
で、そんな状況はイヤだから、早く出世してしまおうと努力した人もいる。

人の価値観はそれぞれだと思う。

ただ、やっぱりカッコいい人というのは、
自分の弱さ、いたらなさを直視し、
素直に頭を下げることができる人ではないかと思う。

自分の欠点を見つめるのは、誰でも難しい。
そして、勝手に自分の頭の中で作り上げたユートピアに逃げ込むことは、
ついついグラっとくる魅力をもっている。

でも、あえて、ちゃんと直視したい。
私は、そう思う。

往生際悪いんだよ、とは言われたくないなあ。
だって、それって、カッコわるいもの。