ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ホッとする

2010-06-15 15:18:33 | Weblog
今朝、ラッシュは過ぎたけれど、まだすいているわけではないJR線に乗り「法華経」を読んでいたら、
近くに立った2人組の母娘が、私の右耳と後頭部に向かって、家族の話を始めた。
至近距離で繰り広げられるある家庭の物語は、それなりに微笑ましかったんだけど、
集中して本を読みたい気分だったので、
「こういうとき、利他と慈悲の心になんか到底なれないな。修行が足りぬ」と思っていた。

本を読める感じではなく、どうしようもないので、私を含めた3人の位置関係を俯瞰して、
三角形の辺の長さや角の大きさにして、いろいろと遊んでみたり、
頭の中で、聞こえて来る話を変なストーリーに書き換えたりして遊んでいたんだけど、
話の内容があまりに単調なことの繰り返しだったので、それにも飽き、次の駅で車両をうつった。
私なりに、環境に適応しようと努力はしたと思う。

さて、タチアオイが美しい季節になった。
この花を見ると、父と一緒に母のお見舞いに行ったときのことを思い出す。
空に向かってすっくと立って咲くタチアオイが好きだ。
  

アジサイも美しい。
 

散歩の途中で見つけた見事なツツジ。
小さいころ、団地に咲いているツツジの花をとって、蜜を吸っていたんだけど、
最近はさすがにはずかしいのでやっていない。


先日会った友人から、「花屋さんとか、植物に関わる仕事をしたら? 似合うと思う」というようなことを言ってもらった。
仕事でしか私に会ったことがない人がこの言葉を聞いたら、きっと「え~! ありえない」と言うと思う。
最近、仕事だけの知り合いとプライベートの友人が私に対して言ってくれる評価というか、
「わたし評」が、あまりにかけ離れているので、自分でも少し戸惑っている。
無理しすぎだったのかな。

ということで、無理せずできること、というか、一人暮らしになる前にやっていたことを
また始めてみようと思っている。
編み物もそのうちのひとつだけど、今日はプランターと土を買ってみた。
ちゃんと芽が出るかどうか。


あと、梅干しも作ろうと思って、トライアルとして1キロ買った。
洗ったところ。もう少し黄色くなるのを待った方がいいかな。


むかし、5キロは漬けていたけど、今回はひとりで作る初めての梅干しだから、
1キロからスタートしよう。

なんだか、ホッとするなあ。