豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

水曜日の食卓

2006年02月03日 | Weblog
娘が関わらせていただいている演劇イベント「水曜日の食卓」の今日が初日。

地元の役者さんが、地元の言葉で演じる実験的な試みです。
原作の段階から、オーディションで選ばれていき、とうとう到達点にたどり着きました。
ここ数ヶ月、特に年末からこっち、娘は本当にこのイベントに没頭しておりました。
演出部の彼女に割り振られた役目は、場転。
場面転換、つまり舞台の模様替えです。

この「水曜日の食卓」は、家族の物語。
水曜日には一緒に食卓を囲んで語り合う家族という設定らしく、実際に鍋や料理が食卓に登場します。
それを、暗転中に運んでいくのが彼女の仕事なのです。

演出してくださる、マキノノゾミさんからここだけは間違うなよって念押しされたなんて、ちょっと羨ましくなるような機会もあったりして、充実して稽古に携わっていました。

マキノノゾミさんは、演劇界では高名なお方。
そのマキノさんがこんな地方都市の演劇イベントに関わって下さるなんて、ちょっと信じられないと思いましたが、ここ一ヶ月はほとんど広島にいらして親身に指導してくださったようです。
昨日は、女優で元・奥様のキムラ緑子さんも来てくださったと、娘は興奮気味に話してくれました。
通し稽古を最後まで観てくださって、涙も流していらしたとか・・。

このイベントに先立った演劇講座で、マキノさんにお話を伺ったとき、テレビ番組として放送されたというお若い頃からのドキュメントも見せていただきました。
大学時代からの同志が結婚され、そして、別々に生活されるようになり、でも、互いの存在を大事に感じられているようなお二方の様子がとても素敵でした。

いろんな形があるのね~。って、しみじみ思いましたけど、昨日のお二人の様子を伺ってなにげにうれしかったです。

公演は、明日、明後日と続きます。
お席も次第に埋まっていったみたい。
私は、明日出かけます。
楽しみです!