豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

和菓子

2006年02月15日 | Weblog
和菓子って、ちょっと敷居が高い御菓子でしょうか。
老舗の和菓子屋さんのショーウインドーには、季節ごとの和菓子がお行儀良く並んでいます。職人さんの見事な技によって作られた主菓子は、色、形、そして名前までもが溜息が出るくらい素敵です。一つずつ吟味して選び、大切に包装してもらい、その多くはどちらかへのお土産、たまには家でのちょっとした贅沢。

その一方、気軽にいただける和菓子ももちろんあります。
スーパーで、それはもうフレンドリーに見かけるパック入りの栗饅頭、大福、バナナ饅頭・・。
そんな中で、いつのまにかあてにして探しているメーカーが出来ました。
その名は、「あわしま堂」。
おなじみのみたらし団子でも、ちょっと違う。
おざなりに作っていないというか、結構本格的な仕様なのです。
私たちって、材料費もそんなにかかってないし、値段だってそこそこだし、包装だって地味なんだけどね~、
味もそれなりと思ってもらってはちょっと困るのよねっていう気概が感じられるのです。

定番の黒糖饅頭や薄皮饅頭はホントいい仕事してます。乾きがちな皮はあくまでしっとり、中のあんこは豆の風味を生かしながらも上品な甘さです。
季節ごとに発売される主菓子系のデザインも、正直今ひとつ垢抜けないけど、それがむしろいい味を出している。
昔ながらの家業を受け継いで良心的な経営をしている小規模な事業所なのだろうと勝手に想像していましたが、先日そのHPを発見し、訪れてみてびっくり。

なんと、若い人材に溢れた、やる気満々の企業でした。
彼らの手になるこれからの商品がとても楽しみです。

ちなみに、写真の左下の黒糖饅頭(あー、ひとつ誰か食べてる・・)1パック198円、どら焼き2個で100円、新商品のカステラ饅頭1個55円です。