冬期に112号月山道路を通行する人はご存知でしょうが、
路肩の雪の壁にブルーの線が引いてあります。
これも地吹雪時のホワイトアウト対策として引いてあるようですが、
前後左右、上も下も真っ白けになって視界が数mともなれば、空中でも飛んでいるような、
動いているのか停まっているのか解らないような錯覚になったりします。
当然対向車や前方車にでもぶつかるか、どっかに突っ込むような恐怖を味わうわけで、
かといって停まるわけにもいきません。(追突されますから)
先週金曜日の夜はそんな感じでした。
このブルーのラインがあるだけで、路肩の位置が視認でき道路の線形が解って、
結構安心して走行できますから、なかなかの優れものだったりします。
で、どうやって引いてるのか知りたかったんでしたが、たまたま今日解りました。
最初は当然路面の雪をグレーダーで路肩に寄せていきます。
その後ロータリーで飛ばしてやるんでしたが、壁状になった雪面に、このロータリー除雪車で
同時に塗料を噴射して着色して行くんでした。
なかなか考えてます。
ちなみに、着色してあったのは月山第二トンネルより庄内側の道路。
同じ国道管理でも、除雪基地が違うためか山形側にはありませんでした。
それにしても、いくら月山道路とはいえ、12月中にこんなに壁になっていいんでしょうか。
視界が無くなっても、ブルーのラインは目立ちますから視線誘導には威力を発揮するようです。
けっこうトンネル入口で壁に突っ込む車いますから。