先月末、じぶんの年齢と体力をわすれて観にいった、
4.26「リメンバー・チェルノブイリ」のオールナイト上映。
1本目は、
本橋成一監督の『ナージャの村』の前奏曲ともいえる
『チェルノブイリ報告8 ナボーキンさんと27頭の牛』。
『ナージャの村』の製作にはそんな経緯が…という
思いとともに、アコーディオンの音色が印象的だった。
2本目は、
日本初の原子力発電所の建設をおった記録映画
『原子力発電の夜明け』。
東海村に日本ではじめて原発を建設するという
「輝かしい」記録の映画で興味ぶかかった。
原発がいかにコンクリートづくしの施設か、目でわかる。
重厚な機器類を重機で搬入・設置するとはいえ、
巨大な原子炉圧力容器やほそながい核燃料棒を
細部までぴたり設置するには最終的に人の手をそえていた。
その作業にあたる人たちが
たんなる作業服だけの状態で核燃料棒に手をそえて
最終的なピンポイント挿入をしていたのには、
観ているわたしの方が怖くなった。
3本目は、冷戦時に
「放射能とは何か」をテーマに制作されて話題となり、
チェルノブイリ原発事故後にふたたび脚光をあびた
亀井文夫監督の『世界は恐怖する』。
日本各地の大学や研究施設の協力をえて、
放射能の毒性や日本の放射能汚染状況についての
さまざまな調査・実験を映像で記録したもの。
東西冷戦時代から既にこれだけ毒性がわかっているのに、
にもかかわらず原子力に固執するのは何のため?
そして4本目、
『スノーマン』のレイモンド・ブリッグスによる
核の恐怖をシニカルにえがいた長篇アニメ-ション『風が吹くとき』。
核をあつかいながらも、『スノーマン』にちかい映像のおかげで
イギリスの田園に暮らす老夫婦の日常と
ふたりの想像の世界に遊ぶこともできる映画。
同時にとても示唆にとみ、観る者を
ファンタジーに遊ぶだけには留まらせないアニメだ。
一緒にいったシラさんは、観おわったあと、
「紙袋をかぶれという指示の意図を考えると怖い」
と怖がってもいたくらい。
最後に『風が吹くとき』のエンドロールをみていたら
プロデューサーの名前が、わたしの知っている人だった。
すっかり忘れていたけれど、そういえばそうだったかも。
10年以上前に翻訳の仕事の場で出会った方で、
なぜか仕事がおわってからも2人でたくさん話をした記憶がある。
『スノーマン』の人と共通の話題なんてなさそうなのに
いったい何を話していたんだろうと思うけれど、
『風が吹くとき』の人でもあったなら共通の関心事もあったかも?
せっかく思い出したので、これも不思議な縁と、
シラさんが怖がっていた紙袋の意図について問いあわせてみるつもり。
思えばシラさんにしてからが、やはり不思議な縁。
かつての「ゼミ友」なのだけれど、考えてみれば
シラさんは学部ゼミでわたしは大学院ゼミだったから
ほとんど接点はなかったはず。
いったいなぜ仲よくなったんだろう?
たがいに不思議におもって話していたら
たまたま一緒にゼミ合宿の幹事をやったことが縁と判明。
U野ゼミの合宿は学部ゼミと院ゼミが合同でおこなう。
ちょうど先生のサバティカル(研究休暇)前の合宿だったこともあり
幹事は気合をいれて何度も相談し、宿の下見にも行ったんだった。
もう5年も前のこと。
不思議な縁がつみかさなって今がある。
生きることがしんどくないと言うつもりはない、それでもなお、
生きるって面白い。
4.26「リメンバー・チェルノブイリ」のオールナイト上映。
1本目は、
本橋成一監督の『ナージャの村』の前奏曲ともいえる
『チェルノブイリ報告8 ナボーキンさんと27頭の牛』。
『ナージャの村』の製作にはそんな経緯が…という
思いとともに、アコーディオンの音色が印象的だった。
2本目は、
日本初の原子力発電所の建設をおった記録映画
『原子力発電の夜明け』。
東海村に日本ではじめて原発を建設するという
「輝かしい」記録の映画で興味ぶかかった。
原発がいかにコンクリートづくしの施設か、目でわかる。
重厚な機器類を重機で搬入・設置するとはいえ、
巨大な原子炉圧力容器やほそながい核燃料棒を
細部までぴたり設置するには最終的に人の手をそえていた。
その作業にあたる人たちが
たんなる作業服だけの状態で核燃料棒に手をそえて
最終的なピンポイント挿入をしていたのには、
観ているわたしの方が怖くなった。
3本目は、冷戦時に
「放射能とは何か」をテーマに制作されて話題となり、
チェルノブイリ原発事故後にふたたび脚光をあびた
亀井文夫監督の『世界は恐怖する』。
日本各地の大学や研究施設の協力をえて、
放射能の毒性や日本の放射能汚染状況についての
さまざまな調査・実験を映像で記録したもの。
東西冷戦時代から既にこれだけ毒性がわかっているのに、
にもかかわらず原子力に固執するのは何のため?
そして4本目、
『スノーマン』のレイモンド・ブリッグスによる
核の恐怖をシニカルにえがいた長篇アニメ-ション『風が吹くとき』。
核をあつかいながらも、『スノーマン』にちかい映像のおかげで
イギリスの田園に暮らす老夫婦の日常と
ふたりの想像の世界に遊ぶこともできる映画。
同時にとても示唆にとみ、観る者を
ファンタジーに遊ぶだけには留まらせないアニメだ。
一緒にいったシラさんは、観おわったあと、
「紙袋をかぶれという指示の意図を考えると怖い」
と怖がってもいたくらい。
最後に『風が吹くとき』のエンドロールをみていたら
プロデューサーの名前が、わたしの知っている人だった。
すっかり忘れていたけれど、そういえばそうだったかも。
10年以上前に翻訳の仕事の場で出会った方で、
なぜか仕事がおわってからも2人でたくさん話をした記憶がある。
『スノーマン』の人と共通の話題なんてなさそうなのに
いったい何を話していたんだろうと思うけれど、
『風が吹くとき』の人でもあったなら共通の関心事もあったかも?
せっかく思い出したので、これも不思議な縁と、
シラさんが怖がっていた紙袋の意図について問いあわせてみるつもり。
思えばシラさんにしてからが、やはり不思議な縁。
かつての「ゼミ友」なのだけれど、考えてみれば
シラさんは学部ゼミでわたしは大学院ゼミだったから
ほとんど接点はなかったはず。
いったいなぜ仲よくなったんだろう?
たがいに不思議におもって話していたら
たまたま一緒にゼミ合宿の幹事をやったことが縁と判明。
U野ゼミの合宿は学部ゼミと院ゼミが合同でおこなう。
ちょうど先生のサバティカル(研究休暇)前の合宿だったこともあり
幹事は気合をいれて何度も相談し、宿の下見にも行ったんだった。
もう5年も前のこと。
不思議な縁がつみかさなって今がある。
生きることがしんどくないと言うつもりはない、それでもなお、
生きるって面白い。