湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

時の不思議:23年物大吟醸「どうくつ」に古酒「達磨正宗」に・・・

2011-11-16 23:58:25 | 食/おいしいもの

ある朝、親友のトキさんからのメールでおもい立って「いざ鎌倉」。

このところ記録的な運動不足なので

もよりのローカル線の駅へも、鎌倉駅からも、迷わずあるいた。

秋晴れの夕刻になんとも爽快。

焼きたてピザの匂いただようタイミングに、いい腹具合で到着した。

ピザをつまむと、うま味といい歯ごたえといい絶妙の味わい。

トッピングにチクワものせているのが決め手のよう。

きけば、栗原はるみさんのレシピだという。

おもわずあと引く美味しさで、次々に手をのばしつつ会話もはずむ。

 

この日はお祝いトリプルデーだったので

日ごろなかなかお目見えしない珍しい酒も披露された。

そのひとつ、栃木県は那須烏山市の島崎酒造さんの大吟醸「どうくつ」。

なんと昭和63年度産だというから驚く。

昭和63年といえば、昭和の最後の年である64年=平成元年=1989年の前年だ。

熟成つながりで、岐阜県は白木恒助商店さんの「達磨正宗」も。

ご欄のとおり、絶妙に美しい色あいだ。

時の経過の妙に感じいっているあいだに、

若干7歳と、わたしの友だちのなかでも群抜きで若手のひとりが、

手づくりケーキのデコレーションをおえていた。

時の不思議を噛みしめる思いでケーキを頬張ると、

甘さひかえめ、意外と大人むけの味わいだった。

「ごちそうさまでした」。

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