湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

エチオピア・ナイト@東京/マサイの携帯電話ケース

2010-06-21 23:55:27 | 世界
都内にあるエチオピア料理屋さんで打ちあげ。
エチオピア料理は初めてで、楽しみに出かけた。

行ってみると、知っている人は一人だけ。
え? あの人やあの人は? と思ったけど、まあいいか。
なんだか自分だけ浮いてるような? この女性の少なさはなぜ?
とも思ったけど、この際それも、まあいいか。
ここはアフリカと思えば、日本語がつうじるだけ幸運だ。

待望のエチオピア料理の1品目は
レンズ豆サモサ(三角形のエチオピア春巻)。
生ビールとよく合う。
レタスとビーツのサラダや、ソーセージとキノコのピリ辛炒めも。
これがエチオピア料理なのかどうかは、わたしには不明…。

美味しかったのは、ヤギカバブ(ヤギ肉の串焼き)。
一緒に出てきたチキンカバブ(鶏肉の串焼き)は
チキンとネギが長い串に交互に刺してあった。
あれ? なんだか見なれた品と似てるような?
 
幸いここにいる人は皆、それなりにアフリカ通(例外がわたし)。
アフリカのチキンカバブもこうなのか尋ねると「葱はないね」。
…やっぱり。これはどう見ても、焼き鳥のネギマのようだもの。
もちろん葱も美味しいからいいんだけど、
アフリカのチキンカバブとは少し違う、ということは認識しておきたい。

空腹が満たされると、写真を撮る余裕もでてくる。
この日の初ショットは「アカバンガ akabanga」。
ルワンダに約3ヶ月滞在したという人が
「これぞ奇跡の食材。これをかけると何でも美味しくなる」と大絶賛。



原材料をみると、
イエローペッパー80%、植物油(オリーブ油)20%。
ラー油の黄トウガラシ版という感じだろうか。



裏をみると、確かに「ルワンダ産」とあった。
どんな形状かというと、こんな感じ。



目薬みたいでもあり、美容液みたいでもあり…。
もっとも、これは目にいれても肌に塗っても大変そうだ。

1本あけて皿に少量とり、料理をつけて食べてみる。
……辛っ!!! ビールもう一杯。
でも確かにおいしい。汗をかき、涙目になりながらだけど。

エチオピア煮込み料理はいわゆる野菜シチュー、
メニューによっては肉入りシチュー、という感じだった。
一緒にでてきたパンが面白い。



帯を巻いたようなのが、インジェラ
エチオピアの代表的なスチームブレッドだという。
カステラを切ったようなのが、ダボ
スパイス風味のエチオピアブレッドらしい。

…ただ、アフリカ通の人々は
「(インジェラは)こんなに分厚くなくて薄いんだけどな」
「酸味はここまで強くないんだけどな」とも言っていた。
地方による違いがあるのかもしれないし、
日本人向けにアレンジしているのかもしれない。
本場の味を知らぬわたしは「へえ~」「ほー」と相槌を打ちつつ
アカバンガをかけてエチオピアパンを食べた。

この日の余興は、参加者それぞれをネタに出題されるクイズ。
関係者にとっては、正直に答えづらい面もあったのかも?
この場でたぶんもっとも薄い関係者のわたしが思いがけず2位。
好きな賞品を選べるというので、嬉々として選ばせていただいたのが
…これ。



マサイ族の携帯電話ケースだ。
ケニア南部からタンザニア北部に暮らす先住民族・マサイも、
いまや首都ナイロビに暮らす人が多いと聞く。
都市の便利さを享受しつつ、毎朝、草原へ「出勤」して
「マサイ」をみにくる観光客を相手に商売をしているのだとか。

携帯電話は、草原の民にとっても便利なようす。
ビーズと貝で装飾をしたこの革製ケースを首からさげ、
これに携帯電話をいれて持ちはこぶのだという。
皮紐にまでビーズの装飾があり、心憎いデザイン。

実は、最初にクイズの賞品をみた時からこれがほしくて
(他にアフリカ音楽のCDも欲しかったけど)、
わたしはかなり真剣にクイズに取りくんだ。

運よく2位になり、この賞品を手にしたときには
「カミサマありがとう」とココロの中で叫んでいた。
ケータイはあまり好きになれないけれど、
このケースがあればもう少し好きになるかも? 
…ところが。

さっそく使ってみようとして、思いがけない事態に気づく。
はいらないのだ、わたしの薄いケータイが。
ほかの人の携帯でもためしてみたけれど、ぜんぜん無理。
iphoneに至っては、もってのほか。

「ケータイケースじゃなくてペンケースにしてもカワイイよ」
アフリカつながりは気のよい人びと。口々に慰めて(?)くださる。
それに感謝しつつ、わたしは誰かの小さなつぶやきに耳をとめていた。
「やっぱりノキアじゃないと無理かもねェ」

…マサイがノキアユーザーだったとは。
確かにノキアならコンパクトで、まさに携帯に便利そう。
マサイに浸透しているなんて、ノキア、恐るべし。

こんど携帯がこわれたら、次はノキアだ。
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