1月は「かんぴょう」づくりの季節。
寒干し大根を祝島では「かんぴょう」と呼ぶ。
薄切りにした大根をたくさん載せた笊(ざる)が、あちこちに並んでいる。
大根の香りがただようのも、なんとも言えないし、
年期の入った竹笊(たけざる)が現役で活躍していることにも、愛をかんじる。
大好きな風物詩のひとつだ。
「かんぴょう」は、首都圏で出まわっている切干大根とくらべると、一切れが厚く大きめ。
これを使った煮物を、祝島では「かんぴょう汁」と呼ぶ。
去年の「かんぴょう」のいただきものがあるから、またつくって食べるとしよう。